2012年7月24日火曜日

日刊デジクリ[#3308] ビッグウェーブこわい

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.3308    2012/07/24.Tue.14:00.発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 10042部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで     mailto:info@dgcr.com
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       《変態は犯罪ではないからだいじょうぶなのだ》

■アナログステージ[80]番外!?
 拝啓、後記から失礼いたします
 べちおサマンサ

■Otaku ワールドへようこそ![番外]
 パリの秘宝はアメリカの香り
 GrowHair

■デジタルちゃいろ[19]
 ビッグウェーブこわい
 browneyes

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■アナログステージ[80]番外!?
拝啓、後記から失礼いたします

べちおサマンサ
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120724140300.html >
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【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
某ナノテク業界の技術開発屋。NDA拘束員。
< http://start.io/bachio > ←まとめ

○すみません、今回は急遽、名古屋へ出張となってしまった故、本文を書く時
間を削られてしまった都合上、後記のみで失礼いたします。したがって、本文
(メイン)はない。なぜ本文がないのか。それは時間がないからだ。それだけ
なのだ。ゴメンなさい。

もう、失礼極まりないのは重々と承知しておりますが、喉に魚の小骨が残った
ような、中途半端なコラム書くくらいなら、潔く、後記だけで終わります。し
かし、ニセJKが登場ってことなので、もの凄く楽しみだったり、うふふふふ。

○記憶に残っている2週間の出来事→前回、ここはもうやめる! って書いたら、
久多(@麩羅画堂)さんから、「だっていかれ具合が半端でないもの。そんな
ベチ様が好きHARTあっはっは」と、『やめないでぇ』コールをいただいたので、
継続することにw 隅まで読んでいただいて、ありがとうございます! 感謝!
/ということで、記憶に残っている2週間の出来事は→鎌倉へ簪を買いに行く
(もちろんカミさん用)ついでに少しフラフラ→渋谷で軽く立ち飲み。ハシゴ
ついでに寄ったセンター街にある某中華料理店にトキメク。

○今回のオイラだけの音楽

パンパカパーん! ついにパクりデビューだぞ。オイラパワーが本領発揮でき
る場所かもしれないと、密かに自分に期待していたりもする。今回は初回なの
で、オイラの音楽バックボーンから簡単に説明すると…… たぶん、説明だけ
でデジクリ10回分を費やしてしまう可能性があるので、サラっと書くと…

母親の影響で、OLDIES関連は全部、プレスリーも全部、BEATLESも全部、越路
吹雪も全部叩き込まれている。しかし、小学生のときにZEP(Led Zeppelin)
を聴いてから毛色が変わる。中学生に入ると、HR/HM一辺倒に。次第にギター
のザクザク音が加熱して、スラッシュメタル→デスメタルに移行。いまは素敵
なグラインドコアファンシャーとして完熟。中でも、BRUTAL TRUTHとNapalm
Deathが大好物。

OLDIES系では、ガールズポップは今でも大好きで、コニー・フランシス、シュ
ープリームス、ロネッツ、パティ・ペイジ。ヒットは一曲だけ(The Loco-
Motion)だったけど、リトル・エヴァとか。ジャンルは外れるけど、エラ(フ
ィッツジェラルド)や、サラ(ヴォーン)、ヘレン・メリルなどのJAZZシンガ
ーも好き。ビバップ好きってのもあるんだろうけど、ビリー・ホリデイだけは
触手が動かず。特にエラとコニーにいたっては、カラオケで涙を流しながら熱
唱するほどの生粋のファン。

それで。今回は、いきなりグラインドコアに走るのではなく、オイラ自身、
LIVEでよく演って遊んだりする『CREAM』をチョイス。ご存知のかたはご存知
のCREAMですが、知らないかたに簡単に紹介すると、クラプトンとジャックと
ジンジャーが三人で、スタジオでセッションして遊んでいる延長線のような面
白さ抜群のバンド。

なにはともあれ、まずは『Crossroads』。アルバム、『WHEELS OF FIRE』でお
馴染み、ロバート・ジョンソンのアレンジ曲ですが、クラプトンだけでなく、
三人が三人で楽しく弾き遊んでいるのがよく分かる曲。ちなみに、アルバムも
下記の映像もアドリブ。
< http://www.youtube.com/watch?v=becWr0vc6cA&hd=1 >

途中、変なワイプが挿入されているのと、3:36あたりからジンジャーが酸欠の
金魚みたいに、口をパクパクさせているが気にしたらいけない。とにかくアル
バム、映像とともに歴史に残る一曲なのは間違いない。紹介ついでに、ロバー
ト・ジョンソンの『Crossroads』はコチラ↓
< http://www.youtube.com/watch?v=Yd60nI4sa9A&hd=1 >

そして、オイラの中では絶対に外せないCREAMの曲は、『I'm So Glad』。たま
ーに、コテコテブルースセッションでLIVE演るときに、欠かせない一曲になっ
ており、AメロBメロ以外はすべてアドリブの、演る側も聴く側も、非常に面白
い一曲。

現に、CREAMもこの曲は演奏時間がいつもバラバラで、調子(調子ってよりは
機嫌が良いときなんだろうけど)良いときと、調子悪いときの差がハッキリ分
かる曲。オイラも、LIVEでご機嫌になって、最長で30分くらいアドリブで遊ん
だ記憶がある。
< http://www.youtube.com/watch?v=0Yi7AJvzRUA&hd=1 >

オイラのmixi動画ログ(友人限定だけど)に、とあるスナックで即席バンドで
遊んだときのCrossroadsとI'm So Gladの動画が残っているので、興味あるか
たはドゾ。9割ちかく完成された酔っ払いの演奏だけどね。

うーん、しかし、音楽ネタや食べ物ネタっていうのも、ヒトによっての好みが
まったく違うわけだし、書きかたも難しいですね、ホント。購入したCDとかの
レビューとかに収まりそうな臭いもしたり。

それではデジクリ読者の皆さま、楽しい夏期休暇をお過ごしください。ムスメ、
ムスコと一緒に遊べる貴重な時間ですぞ。暴雨中に川でBBQやって、中洲に取
り残されてヘリで救助されたとかないように、ぜひとも満喫してください。

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■Otaku ワールドへようこそ![番外]
パリの秘宝はアメリカの香り

GrowHair
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120724140200.html >
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黄金色に輝くという伝説のエルドラドの秘宝をばわが手をもって発掘せんとの
高邁な志に牽引されて、遥か地球の裏側、アルゼンチンの首都ブエノスアイレ
スまで赴いたもみのこゆきと氏に敬意を表して本稿を捧げるものである。

幾多の旅人が捜し求め、血みどろの争いを繰り広げるも、誰ひとりその手に秘
宝を掴むことかなわず力尽きて斃れたという伝説の黄金郷エルドラド。その在
り処としてもみのこ氏が天啓を得たのは、アンデスの峻烈な山や谷でもなけれ
ば、アマゾンのジャングルでもない。南米のメトロポリスの片隅で妖しく踊る
マッチョなガイのパンツの中。あれ?

●これまでのあらすじ:始まりは浅草だった

人形作家さん二人とともに、人体美の研究にと浅草ロック座に赴いたのは'10
年1月17日(日)のこと。22日(金)の当コラムのプロフィール欄でごく簡単
にレポートしている。
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20100122140100.html >

薩摩藩士であるところのもみのこゆきと氏は、ここに花のお江戸の文化研究の
ヒントが隠されているのではないかと直感され、同年秋に上京された際、果敢
に赴いている。その模様は '10年11月12日(金)の「歌う田舎者」連載第17回
に詳述されている。題して「わたしの初体験」。
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20101112140100.html >

のみならず、ブエノスアイレスを訪れた際には、男女共同参画社会を実現すべ
しとの高邁な理念に則り、男子禁制の「イケメン男子ストリップ」をレポート
しているのである。'12年5月31日(木)、連載第33回。題して「ご旅行は計画
的に ─エルドラドの秘宝─」。
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120531140100.html >

さて、このたび私はフランスの首都パリへ旅する機会を得た。海外に出ること
などめったにない私は、文化研究に余念のないもみのこ氏に研究の素材情報の
足しにでもしていただけたらと、この機を逃さずかの地の事情にも探りを入れ
てきた次第である。

本題に入る前に、かような興業を見学することが、比較文化研究にいかに有用
であるかを示しておきたいと思う。米国西海岸を例に挙げよう。

●ハリウッドの騒がしい掛け声

'94年だったか、当時の同僚と二人でアメリカ西海岸へ行った。二人とも初め
ての海外旅行であった。行ったからにはアメリカ文化のヒダの奥まで見てこな
くてはなるまいという高邁な探求精神の下、ハリウッドの裏通りで通りがかっ
たお店に、勇気を振り絞って入ってみたのである。

ここに、日米の文化の差異がはっきりと現れていた。まず、日本のストリップ
ショーでは、ほぼ例外なく(← 全部見たんかい!)、ステージからキャット
ウォークが突き出てT字になっている。客席は、映画館のように縦横に整列し
て据えられている。

一方、ハリウッドのは、ステージがビリヤード台のように四角くて、それを取
り囲む形でバーのカウンターのように一層だけ席が設けられている(つまり全
員かぶりつきで、後方席というものがない)。ステージから天井まで垂直に鉄
棒が何本か延びている。それにからみついて、くねくねするわけですね。あの
鉄棒くねくねがいかにもアメリカ〜って感じしませんか?

映画 "Striptease"(1996)(邦題:「素顔のままで」)でデミ・ムーアがやっ
てましたね。ちなみに、ストリップショーは、英語では "striptease" とも言
います。あの原題は、そのまんまなわけです。

ウェイトレスがいて、飲み物を注文し、飲みつつ踊りを鑑賞する。入場料と飲
み物代を足しても、日本の入場料よりも1,000円ばかり安かった。だが、アメ
リカにおいては、お客が踊り子に1ドル札をチップとして渡すという慣わしが
ある。あの映画でもやってましたね。踊り子のパンティーの横紐に挟んでいま
した。

日本より1,000円も安いんだから、その分ぐらいはチップで還元しておこう。1
ドル札を6枚使い、細い棒に丸めたのを「く」の字に曲げて、"XXX" をかたど
って、舞台に置いた。これが気前よく映ったか、たいへんウケて、他のお客を
そっちのけで、目の前の鉄棒から動かずに、ずーっと踊っていてくれた。

文化の違いが最も顕著だったのは、お客の鑑賞姿勢である。日本だと、クラシ
ックコンサートを聴くのとさほど変わりない態度でみんなおとなしく鑑賞し、
ご開帳のタイミングできわめて紳士的に拍手する。ところで、全部見せちゃう
のは、専門用語で「特出し」と言って、摘発対象になっていた時代もあったら
しいけど、最近は、むにゃむにゃ...。

一方ハリウッドでは、お客が野次る野次る...。くねくねしている踊り子に
"That's nothing!"(その程度じゃ、なんともないね!)とか。なんか、わい
わい楽しく騒ぎながら飲むバーというノリである。明るいなぁ、と。

ところで、オランダのを見たという人から話を聞くと、これまた趣きが異なっ
ていた。ガタイのいい女が北極グマのごとくのしのしと登場してきて、微塵の
恥じらいも伺わせることなく、いきなりぱっぱぱっぱと脱ぎ捨て、がばっとさ
らすのだそうである。「どうだ見ろ!」と啖呵を切らんばかりの勢いで。これ
には萎えたどころか、恐ろしくなったそうである。

●はっきり言って行くとこ間違えた

さて、フランスはどうだろうか。いま、ウィキペディアで「ストリップティー
ズ」の項目を見てみれば、なんと、「フランスでは1880年代から1890年代にか
けて、ムーランルージュやフォリーベルジェールなどのショウでは、わずかな
衣装のみをつけた女性のダンスなどの見世物が行なわれていて、これが近代ス
トリップの源流となったと言われている」とあるではないか!

さらに、「クレイジー・ホース(キャバレー)」の項目には、「クレイジー・
ホース(Crazy Horse)はパリにある、世界的に有名な観光ナイトスポットで、
数あるパリのナイトクラブの中では老舗のひとつである。扱うテーマは女性の
ヌードショウでありながら芸術性を伴ったストリップショウであり、他のテー
マを扱う同類のものとは一線を画している。その開業からの歴史は半世紀以上
となっており数多くの観光客を動員し続けている」とある。くぅ〜〜っ。行
く前にそこに気がついていれば!

適当なキーワードを組合せて検索かけたら、それっぽいのが四軒出てきた。そ
の中に上記のはひとつも含まれていなかったのである。シャンゼリゼ通りから
ちょっと路地を入ったところに二軒。ノートルダム寺院のあるシテ島を挟んで
セーヌ川の北岸と南岸にそれぞれ一軒ずつ。

それにしても、最初の二軒の共通点って...。シャンゼリゼ通りからベリ通り
が延び、ベリ通りからポンチュー通りがT字に延びる。そのT字路の突き当たり
に "Hustler Club" がある。ポンチュー通りからポール・ボードリー通りがT
字に延びる。そのT字路の突き当たりに "Pink Paradise" がある。フランスで
は舞台の形状ではなく、立地がT字なのか?

ウェブサイトが存在して、英語でも説明が提供されているのは "Hustler Club"
だけであった。パリに到着した7月4日(水)、ホテルにチェックインし、近く
で見つけたレストランで夕食をとり、バスチーユ駅から Metro 1号線に乗って
シャルル・ドゴール・エトワール駅へ。ホントはひとつ手前のジョルジュ・サ
ンク駅で降りたほうが近いのだが、凱旋門からシャンゼリゼ通りを散歩してみ
たかったので。過去に二度パリに来ているのに、見てなかったのだ、凱旋門。

ジョルジュ・サンク駅を見落として通り過ぎ、倍以上歩いてから気がついて、
戻ってくる。やっと見つけた。予想通り、バウンサーが立っている。望ましか
らざる客を跳ね返す役で、よく弾みそうな感じの大柄で恰幅のいい人が立って
いるものと相場が決まっているらしい。

こういうところに行くときは、目立たない格好で、こそこそっと行きたいもの
である。なのに、私の格好ったら、セーラー服、それも白の夏服に、明るいエ
ンジ色のスカーフ。短いプリーツスカートからすらっと延びる生足。長いあご
髭を二条の三つ編にして、それぞれにピンクのリボン。おっさんがストリップ
見に行くのに、あまり向いた格好とは言いがたい。

「ここ、ハスラークラブですよね?」「そうだけど」「入っていいですか?」
ぶっとふきだすバウンサー。苦笑いして困り果てている。たぶん前例がないの
であろう。「いいですよね?」。半ば強引に入ってしまった。

一階と地下一階の二層構造になっている。一階に設けられた四角いステージは
ガラス張りの透明で、地下一階から見上げて鑑賞できるようになっている。透
明ステージは、地下一階の床から一階の天井まで至る何本かの鉄棒によって貫
かれている。一階ステージの周辺を取り囲んで客席が設けられている。通路を
隔てて、テーブル席も設けられている。その構造、今見たら、米国メリーラン
ド州ボルチモアにある本店とまったく一緒やんけ。

踊り子さんたちは、パンティーとブラジャーをまとい、さらにネグリジェのよ
うな薄物をまとっている。鉄棒でくねくねしながら脱いでいく。パンツは脱が
ない。黒人もいれば、白人もいる。客席の人たちは、舞台があたかも液晶モニ
タに映し出される環境映像ででもあるかのごとく、気にもとめてない様子で、
マイペースで飲んでいる。野次を飛ばす者はいない。

いくらだったか、すご〜く高い追加料金を払うと、席の近くで独占的に踊って
くれるサービスがあるのだとか。四人ばかりのグループで来てボックス席を占
めているスーツにネクタイのおじさんたち、どうも日本人のように見えるなぁ。
仕事の出張で来て、こんなところで憂さ晴らしだろうか。あるいは接待だろう
か。その追加料金を払って、同人数の踊り子さんたちをはべらせている。

私の姿、踊り子さんたちからはウケた。けど、ほとんどの踊り子さんは、英語
がまるっきり通じない。意志の疎通の困難さも、興の乗らなさに加担していた。
はっきり言って、あんまり楽しくない。近くで独占という追加オプションを断
って、早々に退散してきた。まあ、早々とは言いながら、終電を逃してタクシ
ーで帰っているのだけれど。

そもそも下調べが甘く、行くべき店を間違えたというのが、根本的な敗因であ
った。次回パリに行く機会があったら、ぜひ「クレイジー・ホース」に行って
みよう。ジョルジュ・サンク通り沿いにあるのか。ってその店、すんげーいい
お値段するようだけど、おっさんがセーラー服着て行ったとして、入れてくれ
るのだろうか。もみのこさん、半端なレポートになっちゃってごめんなさい。
どうか次回のパリ行きにご期待を。

【GrowHair】GrowHair@yahoo.co.jp
セーラー服仙人カメコ。アイデンティティ拡散。

下着類はたいていネット通販で買っていたのだが、品揃えの単調さにだんだん
飽きてきた。世の中を広く見渡せば、もっとバリエーションに富んだのが見つ
かるはずだ。コットン素材のカワイイ系が大好きなワタシ。中野のスーパーの
下着売り場へ。やっぱいろいろあるじゃん。通販でよくある3枚組990円のなど
は、往々にして、そのうち1枚はぜんぜんかわいくないのが抱き合わせ販売さ
れている。スーパーにはよりどり3枚1,000円のコーナーがあって、自由に選べ
るところがいい。

普通に買えた。「防犯カメラ作動中」と書いてあっても、変態は犯罪ではない
からだいじょうぶなのだ。若い女性二人組から声をかけられる。ツイッターの
フォロワーさんたちなのだそうで。そう言えば、「中野に住んでいるので、ま
た見かけたら写真撮らせてもらっていいですか」「はいぜひ」みたいなやりと
りをしてたっけ。大学生だという。で、撮られたのがこれ。
< https://picasaweb.google.com/107971446412217280378/NakanoLife120714 >

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■デジタルちゃいろ[19]
ビッグウェーブこわい

browneyes
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120724140100.html >
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梅雨明け以降暑くなったかと思ったら涼しくなったりで困りますね。直近で最
も暑い日には厚手のTシャツで寝たかと思ったら、寒〜くなった頃にキャミソ
ール1枚で寝たりと、常に後手後手の温度調整をしております。夏風邪はナン
トカが引くというので気をつけなければ…。

●今更つくづく感じたTumblrのキャズム超え

未だにリリース当時からの一定の愛好家を抱え、そういった層とは異なる利用
者も企業もユーザーとして着々と増え続けているTumblr。ワタシもリリースの
頃から結構長い期間、ダッシュボードに「潜る」コトを楽しんではいたものの、
以前のような中毒症状からは抜け出てもう数年は経ったかな。

今でも日々アクセスはしてはいるのですが、もはやTumblrならではのreblogも
ほとんどせず、以前の様にダッシュボードで繋がってる別のTumblrユーザーと
の独特な無言の交流も意識せず、ポストするものもあくまで自分専用でテーマ
も一貫性のない中途半端なライトユーザー。

ある日の深夜、とあるサイトで、特別好みという訳ではないけどステキ系写真
が目に入ったので自分のための参考程度のつもりでTumblrにポストしました。
ポストしたコトすら覚えてないくらい。

翌朝メールチェックすると、いつになくTumblrからのフォロー通知が沢山届い
てる。何かの不具合で過去の通知が一気にメールボム化して届いてるのかな。
更に、Tumblrに設置はしてるもののほとんど通知が来ることもない外部コメン
ト管理サービスのDisqusからもいくつか通知が。あぁ、Disqusにもコメントス
パマーとか現れたのかしら。そんな感じであまり気にも止めず。

さーて、Tumblrのダッシュボードをチラ見だけして別作業に入ろう、あれ、い
つになくreblogが多いな、どれどれ……えええ、7000 notes! (※reblogや
likeをされた、というTumblr上でのリアクション総数) 一晩にして7000とは
びっくり。

どうやらどこかの時点でTumblr公式のTumblr Radarという、ユーザーのポスト
をフィーチャーするTumblrに取り上げられたらしく、リアクションも雪だるま
式に増えているらしい。ポストして9日後のこれを書いてる時点では約9600
notes。勢いは衰えたもののまだまだゆるゆるとリアクションは増えてるよう
ですね。GrowHairさんのセーラー服姿に追いつけ追い越せ! …いや、競うつ
もりはないです。

ワタシが日々ダッシュボードに張り付いてた頃は「あのポスト、300もreblog
されてるよ、すっげぇ!」みたいな数だったので、知らぬ間にユーザーの母数
もすごいことになってるんだなぁ、というのを見せつけられました。

そしてそのTumblr Radar、どうやらダッシュボードのサイドにもランダムに表
示されているらしくてフォローも続々増えているようです。数年前ならいざ知
らず、今やただの1ライトユーザーだし、元々万人に好まれるものをポストす
るタイプでもないので嬉しさよりも「もう、そっとしといて」気分の方がやや
優勢。

●見える数字と見えない数字の間で波乗り

最近、国内のネット上でも、常にどこかしらで各種の炎上騒ぎが続々と生まれ
てる感覚が強かったのですが、国内外問わずネットのユーザー母数はホントに
すごい勢いで増えてるのですよね。

なので、数年前と比べても、いい方でも悪い方でも、追い風というかビッグウ
ェーブというか、そんなのに乗った時の伝播の勢いはとんでもない、というの
を軽く体感したようなものなのかなぁ。これが仮に悪い方だと想像したら大分
怖い。

そして裏を返すと、以前に比べてものすごい数のリアクションは可視化される
一方で、それを目にしたけどリアクションしなかった人がどの程度いるのかは
見えない。可視化された9600人より多い筈…だよね? でもそれがちょっと多
いのかかなり多いのか、それすら解らない。見た人の総数中リアクションした
人が何%だったのか。

自分の目に触れたものが一見ものすごく多数派に見えても、実際のマジョリテ
ィがどこなのか、そして、それとは別軸としての「何が正しいのか」は情報過
多が故に以前より見失いやすくて溺れやすい。反面、個々人の見たくないもの
に対して、カジュアルにフィルタをかける、というコトも、技術的にも精神的
にも以前より容易になってる。良くも悪くも。

が故に、個々人が意図していてもしていなくても気づいたら何かに偏ってしま
う可能性も大きくなってる気がする。ある意味、個を尊重しているようで個が
失われていく時代性、なのかな。

シンプルライフが懐かしい気もするけど、もう戻れないんだろうな。戻りたい
かどうかは置いといて。そうやって考えるとインターネットって、アダムとイ
ブの林檎◯個目でもあるのかもしれない。

            +----+----+----+----+

■今回のどこかの国の音楽

□Sajjad Ali & Sanam Marvi "Rang Laaga"
└< http://j.mp/A0yrnn >

ここでも何度か紹介しているパキスタンのCoke Studio。最近Season 5が終了
しましたが、全体通してこの曲が実は今までで一番ハマった曲なのです。もう
YouTubeでも何度観たか解らないほど。Sajjad Aliさんという方も90年代頃?
からずっと有名なポップス寄りな歌い手さんらしいのですが、この若き歌姫
Sanam Marvi、どの曲も歌詞を目で追うことすら忘れて魅入ってしまうのです
よね。

(あ、CokeStudio、CCボタンを押すとウルドゥ/ウルドゥのアルファベット発
音表記/英語対訳が表示されます。歌詞がまたどれも美しいので是非CCで見て
ください)

このSanam Marviが、なんと先日、第一回東京無形文化祭で来日! パキスタ
ンの、しかも非常に好きだわ、と思ってた歌い手さんが来るだなんて、これは
見逃したくない! というワケで行ってまいりました。Sanam以外にも以前聾
唖の太鼓叩きとして紹介したDholという太鼓の親子(聾唖の人とは別ですが)
や不思議な二連の笛の使い手の演奏も見れて大満足!

□東京[無形文化]祭 | The 1st Tokyo Festival of Intangible Culture
└< http://j.mp/JPGjUn >

【browneyes】 dc@browneyes.in
日常スナップ撮り続けてます。アパレル屋→本屋→キャスティング屋→
ウェブ屋(←いまここ)しつつなんでも屋。
□立ち寄り先一覧 < http://start.io/browneyes >
□デジタルちゃいろ:今回のどこかの国の音楽プレイリストまとめ
└< http://j.mp/xA0gHF >

先日、Twitter上で「扇風機で死ぬのは都市伝説なのか!?」という記事が流
れてきて( http://j.mp/MytUCs )、万年暑がりのワタシ的には都市伝説でも
そんな話があったことにびっくり。今年は今のところまだ扇風機だけで頑張れ
てますが、ワタシよりマシンが根を上げ始めて不穏なモーター音を高らかにし
始めたので、扇風機→マシン→ワタシという配置で風の流れを受け止めること
に。ちょっと腑に落ちない。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記(07/24)

●日曜日に我が家から自転車で30分、板橋区立美術館に「イタリア・ボローニ
ャ国際絵本原画展」を見に行った。同美術館が長いこと続ける十八番展示だ。
この世界最大の規模を誇る絵本原画コンクールは、すでに45年の歴史がある。
2012年は、世界60か国2685人の応募があり、その中から日本人7人を含む19か
国72人(組)が入選した。その全入選作(各5枚一組)と、台湾のアーティス
ト、ペイジ・チューの絵本作品が特別展示された。

原画サイズは手頃な大きさで見やすい。5枚の絵にはそれぞれの短いストーリ
ー(解説)があるので、とてもわかりやすい。ボローニャブックフェアのドキ
ュメント映像も流れていて、審査のようすや作家インタビューも見られた。国
際審査員の絵本作家・荒井良二さんの解説もある。この作家はデビュー当時か
ら知っているが、ユーモアを交えながら国際審査員たちと渡り合って審査して
いる姿が頼もしい。ご立派になられた。

それぞれの作品には、さまざまなテクニックが使われている。鉛筆、パステル、
アクリル絵具、切り紙、木版画、シルクスクリーン、ペン、刺繍、複合技法…、
そしてCGもかなりある。でも、伝統的技法+CGってなんだろう。400点近い原
画を目の前にしてじっくり観察した。手ワザの世界もいいものだ。わりと空い
ていたので、会場内を行ったり来たりして濃密な時間を楽んだ。ハッピー。高
齢者だから入場料半額だったのはベター。次の「自転車で美術館」は、埼玉県
立美術館の「ウルトラマンアート!」だな。こっちは高齢者無料だからベスト。
暑くない日に北へ向かうのだ。                 (柴田)

< http://www.itabashiartmuseum.jp/art/schedule/e2012-03.html >
2012イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
< http://momas.jp/exhibitionguide/exhibition/ウルトラマン・アート!/ >
ウルトラマンアート!

●先日、宝塚歌劇の「ロミオとジュリエット」を観に行ったと書いた。役替わ
りとも書いた。今度は明日海りおさんのロミオを観に行った。初演の星組、柚
希礼音さんのロミオは観た。雪組の音月桂さんのロミオは、仕事の都合でチケ
ットを取っていたにも係わらず行けなかった。実況CDを聞いて、なんとなく彼
女のロミオは想像できている。東宝の城田優のロミオも観た。買ったのは山崎
育三郎ロミオのCDだったが。そして月組の龍真咲さんのロミオを観て、今回の
明日海りおさん。ロミオとしては、明日海りおさんが、若いというアドバンテ
ージもあって一番合っているように思った。柚希礼音さんのロミオは、ピュア
で暴走しそうな雰囲気があって好きではある。

出演者が違うと、台詞や音楽はほとんど同じなのに、ちょっとずつ印象が違う。
星の時は、「死」と「愛」の手のひらの上で翻弄されるような話に見えた。死
の策略を愛が阻止しようとしているようだった。最後に死が勝利(ロミオとジ
ュリエットが死に、人々が悲しむ)を確信した後、母親たちの、これは私たち
への罰だ、いがみ合いをやめようと手を取り合う姿を見て、こんなはずじゃな
かったと悔しがる死の姿が印象的だった。愛の包容力も感じた。月のは、死と
愛があまり目立たず、そういう意味では原作のロミジュリに近いのかも。いろ
いろ書いたけれど、死と愛、そして群舞とコーラス、お衣装に音楽と、多人数
でやるからこその豪華さが、宝塚歌劇でのロミジュリの良さだったりするよ。
                            (hammer.mule)

< http://kageki.hankyu.co.jp/rj2012/movie/romeo_hoshi_120622/ >
これが星ので
< http://www.tca-pictures.net/romeo_and_juliet/02.html >
こっちが雪で
< http://www.tca-pictures.net/romeo2012/02.html >
これは月の龍真咲さんロミオ
< http://romeo-juliette.com/jp/index.php >
東宝版公式
< http://www.youtube.com/watch?v=lF1R2bzDYUY&list=PL3FEC8BA691130275 >
本家フランスのロミジュリ。これの宝塚歌劇化と日本版(東宝)がある。
衣装の赤と青、曲は同じだが、踊りや演出は違っている。
< http://romeo-juliette.com/ >
字幕なくてもわかるわ……日本語が聞こえてくるわ……

< http://blog.livedoor.jp/beelzeboulxxx/archives/12393703.html >
「日本人は一体何なんだ!」 『勝手に入るゴミ箱』に外国人が驚愕
< http://appscore.blogspot.jp/2012/07/macintegrity.html >
サイトやブログ内のデッドリンクを調べることができるMacアプリ「Integrity」
< http://taisy0.com/2012/07/23/5395.html >
Google、タブレット端末「Nexus 7」の初のTVCMを公開。オチが好き
< http://www.kids-app.com/archives/1561.html >
撮った昆虫と植物を調べられる図鑑アプリ「図鑑カメラ」
< http://blog.nobon.boo.jp/?eid=904157 >
アップルが透明スクロールバーの特許を取得

< http://www.4gamer.net/games/074/G007497/20120713064/ >
ファミコン版「スペランカー」制作者による裏話がここに。御年70歳、業界歴
37年の現役クリエイター、スコット津村氏が振り返るあの頃
< http://blog.livedoor.jp/beelzeboulxxx/archives/12331532.html >
日本語のタトゥー入れてる外人てなぜもう少し調べてから入れないの?
< http://news.livedoor.com/article/detail/6781702/ >
「脳泥棒」の寄生生物たち、精神病の原因にも
< http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/3499407.html >
仕事がうまくいかない人のためにミサワ画像貼ってく
< http://anond.hatelabo.jp/touch/20120723031601 >
「主婦は超忙しい」「主婦は誰にも認められない」
< http://blog.livedoor.jp/ikakimchi/archives/6435493.html >
「そよぐ」を漢字で書いた時のギャップは異常

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