2011年11月16日水曜日

日刊デジクリ[#3154] Adobe Creative Cloudで揺れ動く

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.3154    2011/11/16.Wed.14:00.発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 10034部
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          《いわば「滅亡後の世界」だもん》

■ネタを訪ねて三万歩[82]
 わたしのエネルギー源
 海津ヨシノリ

■グラフィック薄氷大魔王[279]
 Adobe Creative Cloudで揺れ動く
 吉井 宏

■イベント案内
 サイエンスアゴラ2011 トークライブ・映画で語るサイエンス

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■ネタを訪ねて三万歩[82]
わたしのエネルギー源

海津ヨシノリ
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20111116140300.html >
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今年はコレをマスターしようと密かに予定していたプロジェクトが、一向に進
まず少しイライラ状態です。予定通りに事が運ばないのは世の常ですが、そう
理解していてもイライラは隠せません。でも、その原因にもなっている学生達
とのやりとりが、実は本当に楽しくて癖になっています。

11月5日(土)と6日(日)は多摩美術大学造形表現学部の芸祭期間で、今年も
6日はほぼ一日中遊びまくりました。まずは展示をまんべんなく鑑賞という例
年のルールを今年はいきなり破り、最初に走って向かったのはライブステージ。

夕方から行われるプロの演奏にはまったく興味はなく、学生バンドが登場する
11時半から13時までのコアな時間帯に、今年はなんとライブショーが行われた
のです。

映像演劇学科の1年生が企画し演じた【チーム多マビンジャー】。全員が立ち
見席の特設ステージで、ショーに集中していた観客は大盛り上がり。こんなに
面白いライブを見たのは久しぶりです。関係者の多くが私の授業を履修してい
た故に顔見知りということで、事前に情報を掴んでいたお陰です。

ショーの後はいつものように、展示巡りでグッズ類を買い漁るわけです。事前
に展示の相談を受けていた学生もいるので楽しみは倍増します。ただし、展示
室に誰もいない場合は、購入したくても出来ずに退散。実はこれが一番残念な
結果なんですよね。一人で座りっぱなしは当然無理なので、誰か臨時で代理対
応をしてくれれば良かったのにと思っても後の祭りです。

とにかくグッズ購入と展示を楽しんだ後は、校庭で先ほど盛り上がった【チー
ム多マビンジャー】のメンバーと昼食で再度盛り上がり、そのままの勢いで校
庭に出現している模擬店のはしごで、時間はあっという間に過ぎてしまいまし
た。その間に卒業生が引っ切りなしに訪れ、久しぶりの再会で盛り上がったの
はいつものお約束。とにかく、在校生とも普段の授業での関係とは違う空気の
中での雑談は、時間の経つのを忘れさせてくれます。

ただし、楽しいことばかりではありません。芸祭で展示や模擬店を出すために
は厳しい規定をクリアしなくてはなりません。詳しい規定内容は誤解を招く恐
れがあるので伏せますが、この規定があるために企画を断念する学生が多いの
も事実です。

しかし、規定や制約こそチャンスではないでしょうか。なんでも自由でやり放
題では面白くありません。クリエイターとして、制約をクリアするアイデアを
出して欲しいと切望しています。とにかく、毎年クリアしてくる強者がいるの
で、下級生は見習って欲しいモノです。そして、それこそが短い学生生活の中
でもっとも重要な事のひとつだといつも感じています。

馬鹿騒ぎも芸のうち。騒げるときに騒いでおかないと後で激しく後悔してしま
います。とにかく4年間はあっという間です。1年生の時の初々しさが抜けたと
思ったらもう卒業。そんなスピードで駆け抜ける学生生活はもっと楽しまなく
っちゃね。

でも、そんな4年間が過ぎてしまっても、時々こんな具合に卒業生と会う事で、
なんだかまだ学内にいるような錯覚さえ受けます。特に造形学科の学生は3年
生からアトリエに籠もっている時間が長いので時々遊びに行くのですが、本当
にその延長のような感じが抜けません。何年度の卒業なのかさえどうでも良く
なるこの空間は、本当に楽しくて仕方がありません。

そんなこんなの芸祭で今年はちょっとしたサプライズがありました。実は、昨
年は非売品であった私のキューピー人形が、今回の芸祭では公式に販売された
のです。ただし、初日に完売してしまったそうで、私自身が原物を拝むことは
出来ませんでした。ところが、恥ずかしいというか嬉しいというか、再販リク
エストが多かったようで、別途新作をリリースすることが決定したと連絡を受
けました。

2010年度版の私の人形(写真向かって左側)
< http://kaizu-blog.blogspot.com/2010/11/blog-post_7722.html >

また、どうやら初日に購入したのは造形学科の学生で、アトリエの守り神にし
ているのだとか。どう考えても私は貧乏神ですけど、大丈夫かな。とにかく顔
見知り学生は限られています。しかし、その顔見知りの学生の展示や模擬店に
入ることで、新しい学生との関係が生まれることがとても楽しくワクワクして
しまいます。

いや、新しい刺激と言い換えるべきかも知れません。私は刺激をもらいに大学
へ出講しているからです。結果として、多くの学生が私のモチベーションを上
げ、そして様々なスイッチをオンにしてくれるのです。私にとって多摩美術大
学造形表現学部は、究極のパラレルワールドかもしれません。

実は、来年の芸祭で一緒に何かしようというオファーが、既に複数の学生グル
ープから入っています。間接的な協力は今までもありましたが、本格的な協力
というか、じっさいに関係するのは初めてです。もう破れかぶれで一気に突っ
走ってしまおうかと、今から少々ワクワクしています。

いい歳して馬鹿なことしてみたいですね〜。いや出来るうちにしておかないと
ね。声が掛かるうちが華ですから。学生の尻を叩いておいて、私の腰が重いの
では洒落になりません。難しい顔してウンチク垂れているより、こちらの方が
遙かに面白いに決まっています。

まっ、とにかく芸祭後には飲み会とお茶会の誘いが毎年沢山入ってきて、ちょ
っと疲れ気味のまま年末まで突進という感じです。もしかすると、これが私の
エネルギー源なのかも知れません。これからも、若いエネルギーを沢山貰って
走り続けたいと思っています。

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■今月のお気に入りミュージックと映画

[Clap]by Steve Howe in 1970(UK)

その後のイエス・サウンドに多大な影響を及ぼすことになる、ギタリストであ
るスティーヴ・ハウが加わった最初のアルバムが、イエスとしては3枚目とい
うことで、通称イエス・サード・アルバムと呼ばれている「The Yes Album」
の2曲目に収められているライブ録音。
カントリー・ピッキングの技巧が冴えるギターソロで、もう完全に神の領域。
この曲を聞いただけで、このアルバムを速攻でゲットしたことを思い出しまし
た。しかし、未だに現役で活躍しているイエスや当時のアーティストを見ると、
ある意味70年代というのは神が沢山降臨した時代だったのかもしれませんね。

[Monsters Versus Aliens]by Conrad Vernon & Rob Letterman in 2009
(U.S.A)

邦題は「モンスターVSエイリアンズ」で、ドリームワークスのちょっとブラッ
クなCGアニメ作品。このぶっ飛んだ世界観は大好きです。日本語版の声優さん
も色々と評判がいいようですが、やはり言語の字幕スーパーで見ないと私は気
分が乗りません。ハザウェイ大統領の脳天気さとボブの怪しいボケぶりが続編
を期待させるのですが、この話の続編って可能でしたっけ? というネタバレ
話は御法度ですね。

ところで、ピクサーと比べられるドリームワークスの3Dアニメは好き嫌いが分
かれてしまいます。例えば「シュレック」と「マダガスカル」が私は好きでは
ありません。しかし「ヒックとドラゴン」は好きです。ある意味、癖のある作
品が多いということですね。

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■アップルストア銀座でのセッション

12月19日(月)19:00〜20:00 Apple Store Ginza
Made on a Macとして画像処理セッション
『海津ヨシノリの画像処理テクニック講座Vol. 63』
Adobe Photoshop CS5によるデジタルメイクアップ/後編【メイク処理編】
人物写真のメイクアップ処理の基本操作とコツを整理します。「控え目」な処
理の重要性の認識と「ふんいき」の演出についての処理手順をごらんください。
予約無用・参加無料・退席自由です。

【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/
怪しいお菓子研究家
yoshinori@kaizu.com
< http://www.kaizu.com >
< http://kaizu-blog.blogspot.com >
< http://web.me.com/kaizu >

Adobeは「今後は直近1バージョンまでしかアップデート対象とせず」と宣言し
ましたね。また、同時に「Creative Cloud」を発表し、クリエイティブ製品を
すべて利用できるサブスクリプション制サービスを、年間契約で月額5,000円
(税別)で提供するとか。

アップデートを強制されているようなこの流れは正直「?」ですが、教育機関
などはどうするのでしょうね。火を見るよりも明らかであった、モバイル版
Flash開発の撤退の影響なのか、突然の750名リストラなど……Adobe大丈夫な
んですかね。

とにかく、ユーザーを混乱させる規定変更や路線変更は歓迎できません。かつ
て高慢な対応で天下を追われたソフトがありましたが、多くの友人達がそのと
きの事が今のAdobeに重なっていると警告を発しているのが印象的です。

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■グラフィック薄氷大魔王[279]
Adobe Creative Cloudで揺れ動く

吉井 宏
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20111116140200.html >
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なんか発表されたけど、AdobeがWebベースで何かやるとかオンラインストレー
ジとかじゃなく、ぐわっ! Creative Suiteがサブスクリプション方式になる
って話か!

サブスクリプションは年間契約で月額5,000円。年に6万円。全部入りのマスタ
ーコレクションセットを毎回アップグレードしてるならかなりお得に違いない
し、これから導入する場合は初期費用がなくなるのもスゴイ。社員が大勢いる
事務所なんかだと、人数に応じて年単位で増減できるのも画期的と言えるでし
ょうね。

でも個人ユーザーの場合、4年に一度約10万円のアプグレで最小構成のWebプレ
ミアムとか使ってた人が、4年で24万円のサブスクリプションを払うのは相当
抵抗あるだろう。僕も現在Design PremiumをCS4で止めている(主にPhotoshop
の「ブラシカーソル矢印問題」のせいだけど)。2年に一度のアプグレで痛い
目をしてもすぐ忘れてるけど、月割りだと痛みを忘れる暇がない。

で、Adobeより先にAutodesk等の3DCGソフトでは、すでに2〜3倍のサブスク料
金を払ってるわけで、Adobeサブスクごときで天地がひっくり返ったような騒
ぎをするような気力は残ってないのが正直なところ。家賃の増分を払ってる感
覚にすでになってる。

サブスクでは、払わなくなったらソフトが使えなくなる。つまりこの仕事を続
ける以上、あと何10年か払い続けることが決定! ってこと。家賃や税金や電
気代など一生払い続けるものが一個増えたってことか。

現実的には僕もパッケージ継続かも。次にAppleがIntel移行みたいな大改訂を
するまで、アプグレもサブスクもせず、CS4を使い続ける手もある。とはいえ、
マスターコレクション全製品が使えるなら、ずうっと購入を迷ってたAfter
Effectsなどが使えるようになるってところで、実はグラグラ来てる。

ブチ切れない絶妙のところを突いて来たなって点でウマいなと。どうせなら、
AdobeにAutodeskを買収してもらって、MAYAとか3ds Maxもサブスクリプション
対象の一部にしてもらってですね……。

PhotoshopとIllustratorだけの安いCSセットがあればいいんだけど、それはみ
んな思ってるだろうから、Adobeはそのセットを絶対出さない。で、単体アプ
グレを両方だと、CSセットのアプグレ価格に匹敵しちゃうしなあ。

よっぽどAdobe Creative Cloudのサービスに魅力があるのでなければ、普通は
従来のアプグレを選ぶだろうな。と思ったら、アプグレで行くとしたら毎回し
なきゃならないのか。キツイなあ。どちらにしても不満を持っていたユーザー
のAdobe離れが進むだろう。

逆に、「サブスクリプションは、Adobe Creative Cloudは、こんなに便利だ!
お得だ! すごいぞ!」って人の意見を聞いて、移行してみよっかな? の気
にさせてもらって安心したいよ。

Adobeフリーにするとしたらどうなのか? 映像系はAppleのFinal Cut Pro製
品群か。最新バージョンの悪評はおいといても、After Effectsの向こうを張
る位置にあるわけで。画像処理ソフトは、3DCGやる上でアルファチャンネルが
使えるPhotoshopはどうしても必要だけど、多少の不便をガマンすればPainter
やGIMPで代用できないこともない。

僕的にどうしても代替が効かないのはAiだけ。と思ったら、Inkscapeなんて
ソフトがあるんですね。パスやロゴを作るだけなら安いドローソフトで代替可
能だけど、年に何度か印刷原稿作るのにInkscapeで対応可能なのか?

GIMPやInkscapeをMacで使うにはX11上で使わなきゃいけなかったり、ソフトの
使い勝手やインターフェイスがMacやAdobe製品等長年親しんだソフトと著しく
違ったり、慣れが必要なようです。いかにもOSXな代表の画像処理ソフトPixel
matorがアルファチャンネルに対応してくれるだけで、逃げ道は相当拡がるん
だけどなあ。

代替ソフト探しや検証は楽しくもあるけど、結局お仕事的にはおとなしく
Adobe製品を使うのがいちばん面倒が少ないっていうクヤシサ。圧倒的なシェ
アの業界標準のソフトを使うのが最も面倒が少ない、ってのは3DCGソフトも同
様。3ds MaxやMAYA。LightWaveがんばれ、CINEMA 4Dがんばれ。って気持ちが
あっても。AdobeとAutodeskがライバルの会社やソフトを駆逐・買収しまくっ
た末のいわば「滅亡後の世界」だもん。

AdobeとAutodeskにサブスク登録して、事務処理等はMS Officeを使ってApple
製品とWindowsを使う。オレらはアメリカ経済の金づるかい? みたいな。ま
あ、それら標準環境を使ってアメリカから稼ぎ返すのが正しい姿勢。と納得す
るしかないな。

……「独占企業に支配されてたまるか!」と「すでに支配されきってるんだか
ら、その中でガンバルしかない」の間を揺れ動く。どんな勇ましいこと言って
も「口だけ」になりそうで、思い切れないのが残念。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

「WIRED」の2号。スティーブ・ジョブズやビョークの記事が面白そうなんで買
ってきた。創刊号と同じく表紙のコーティングがスベスベすぎる。手で持つと
滑ってしまって、読みにくくてしょうがない。テーブルにティッシュボックス
とかを台にして雑誌を斜めに置いて読むんだけど、WIRED誌は斜めに置くこと
すらできない〜。

こんなにスベスベだったらマウスパッドにいいかもと思って試してみたら、こ
りゃスゴイぞ! 愛用のエアーパッドプロをしのぐ使い心地! 細かい凹凸が
あるので光学マウスにも最適! ウケようと思って書いてる気持ちもちょっと
はあるけど、本当にマジにすごい滑らかで素晴らしい。

・iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」ver.2.0がリリースされました。
「長押しロール」のオン・オフ切り替えスイッチを追加しました。
「オフ」ではレスポンスが速くなるので、素早い演奏が可能になりました。
REAL STEELPAN < http://bit.ly/9aC0XV >
・「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb >

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■イベント案内
サイエンスアゴラ2011 トークライブ・映画で語るサイエンス
< http://www.scienceagora.org/scienceagora/agora2011/program/Mb-15.html >
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20111116140100.html >
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〈主催者情報〉

主な登壇者:斉藤勝司(サイエンスライター)
      粥川準二(ライター、編集者、教員)

テーマ:映画はサイエンスを考えるうえで格好の題材を僕たちに提供してくれ
るものです。本企画では映画好きサイエンスライター2人が「核・原発」をテ
ーマとした映画を題材に、トークセッションを展開します。
日時:2011年11月19日(土)15:00〜16:30
会場:日本科学未来館 1階 プレゼンテーションブース(東京都江東区青海2-
3-6)
< http://scienceagora.org/scienceagora/agora2011/program.html >

内容:近年、科学技術の普及の必要性が論じられつつも、また3月に地震、津
波、そして原発事故を受けて科学技術の負の側面が明らかになってもなお、一
般の人が科学技術について積極的に知ったり、語り合ったりすることはあまり
盛んではないように思われます。一般の人からすれば、科学技術は馴染みが薄
いばかりか、いかんともしがたく難解で、わかりにくい代物と映っていること
も、それが敬遠される一因なのかもしれません。しかし、誰もが楽しめる映画
の中には、モチーフに科学技術を取り入れたものが決して少なくはありません。
だったら、そうした映画をネタに科学技術を語り合うトークライブがあっても
いいのではないか、と私たちは考えました。中にはストーリー展開を優先する
があまり、科学的事実がないがしろになっている映画もないわけではありませ
んが、そうした科学考証の面から"困った"映画も半面教師として紹介しつつ、
科学技術についての理解を深めてもらうと同時に、その功罪をも考えるきっか
けになれば幸いです。

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■編集後記(11/16)

・ふと気がつくと、姉妹メルマガ「写真を楽しむ生活」が昨日2,000号を達成
(というほどのことではないが)していた。創刊は2002年8月26日だから、い
ま10年目に入ったところだ。平日の毎日、ふたつのメルマガを発行し、サイト
に反映させなければならないのだからけっこう大変だが、自分たちで始めたこ
となのだから自業自得である。この間、協力メンバーの出入りは多少あったが、
結局「デジクリ」と「写真を楽しむ生活」の活動は、わたしと濱村さんの二人
が「部活」スタイルで持続させてきた。3.11の後しばらくの間は、なにもかも
やめようかと思ったこともあったが、どうにか復活できた。「写真を楽しむ生
活」は写真展情報が中心で、勝手に「日本最強」を謳っているのが全国約180
か所のギャラリーの毎月の展示予定を表示した「全国写真展カレンダー」であ
る。これは記事を作る上で必須な情報整理のために制作したカレンダーで、縦
軸にギャラリー名、横軸に一か月の日付を配したものだ。何月何日現在、どこ
でどんな写真展が行われているか一目で分かる。こんなカレンダーが欲しかっ
たが、どこにもないので自分で作った。各ギャラリーのサイトで写真展情報を
確認し、カレンダーに書き込んでいくのだが、これは思いのほか時間がかかる。
レギュラー以外のギャラリーのサイトもときどき巡回する。土日はもちろん、
時間のあるときはいつもこのカレンダーをいじっている。「部活」の一番の御
利益は「健康」である。規則正しい生活を強いられるので、不健康になるひま
がない。もっとも、仕事に追われてときどき徹夜しても「部活」が休めないと
いう濱村さんには、本当に申し訳ないなあと思います。      (柴田)
< http://photo.dgcr.com/category/020000-photographexhibition/020090-calendar/ >
全国写真展カレンダー

・キューピーが可愛すぎる!/「Adobe Creative Cloudは、こんなに便利だ! 
お得だ! すごいぞ!」を私も聞いてみたい。契約切れるとゼロになるよりは、
パッケージの方が安心なのだぁ。長く続けると安くなるプランとかは?/
「Siri Funny」。Siriの受け答えをピックアップしているサイト。英語が得意
ではない私でも笑えるものがたくさん。このサイトほど面白い会話はできない
ものの、同じことを聞いても違う返事をしてきたり、ちょっといい女っぽい返
事(設定をアメリカ英語にした)をしてきたりして、Siriは面白いなぁと思っ
ている。Siri自身のことや、答えのなさそうなこと(私の気分とか)を聞くと
はぐらかされて面白いよ。質問に質問で応じられたりすることも。連絡先の自
分項目にニックネームを追加し、アルファベットで自分の名前を入れておくの
をオススメ。挨拶なんかだと名前つきで答えてくれる。日本語のままだと、画
面に漢字の名前は出るが、発音はしてくれない。Siriは手強い。違う音に聴き
取られてしまい、リマインダーの設定なんかだと、「もういいよ、その項目名
で」「○時って言ってるのに。いいよ電話する時間をずらすわ」「時間変更す
るって言ってるでしょ。検索しなくていいから」などと日本語でぼやいている。
単語(一語)を言えば、あとはSiriが質問してくれるのでなんとかなるのだが、
その単語すらなかなか認識してもらえないことも多い。特に天気。「weather」
が難しい。それより「snow」「rain」などの単語の方が、認識してもらいやす
く、ちゃんと天気一覧画面に変わる。「雪?」「いいえ、今日は晴れですよ」
などという流れに。まったく違う単語から、何故か誤認識された「suck(s)」
でも天気一覧画面になる。辞書を調べてもピンとこない。湿気が多いという意
味なのかなぁ。/アメリカ英語版Siriだと、わざとらしく「あ」を強調した方
が通りやすい。「show」は「しゃう」、「weather」は「わざー」。やっぱり
イギリス英語の方が楽かも……。/早く出ろ、Siri本。Siriで学ぶ英語本は絶
対出るよね。「Twenty Four(24)」ごっこしたいな〜。Siriの中の人に命名
する仕組みを作ってくれ、Apple。クロエと命名して「Copy that!」と返事し
てみたい。                       (hammer.mule)
< http://www.sirifunny.com/10-weirdest-things-said-by-siri/ >
エンドユーザーライセンスって……
< http://www.sirifunny.com/gallery/siri/image/image-101/page-2/ >
知らないの?!
< http://dic.yahoo.co.jp/dsearch/1/1na/070344000/ >  suck
< http://www.yelp.com/topic/new-york-the-weather-sucks >
The weather SUCKS! と書かれてあった。雨?
< http://htsuruga.tumblr.com/post/380572280/24-copy-that >
これ全部、Siriクロエに言ってみようと思います

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発行   デジタルクリエイターズ < http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/ >

編集長     柴田忠男 < mailto:shibata@dgcr.com >
デスク     濱村和恵 < mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 < mailto:kanda@knn.com >

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