2012年4月24日火曜日

日刊デジクリ[#3254] 金環食までいよいよ後一か月切りました

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.3254    2012/04/24.Tue.14:00.発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 10037部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで     mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら  http://www.dgcr.com/regist/index.html
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          《フリフリのパンツのひもが〜》

■気になるデザイン[76]
 触ってドキッ、見てドキッとした二冊の本
 津田淳子

■装飾山イバラ道[97]
 リスに魅了された人々
 武田瑛夢

■おかだの光画部トーク[76]
 金環食までいよいよ後一か月切りました
 おかだよういち

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■気になるデザイン[76]
触ってドキッ、見てドキッとした二冊の本

津田淳子
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120424140300.html >
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同じように思っている方も多いと思うのですが、私は気に入った書店というか、
いい本に出会える書店というのがいくつかある。それは大書店ばかりでなく小
さな書店でも。お店のスペースが小さければ置ける本の数も限られてくるのに、
どうもいい本に出会える。そんなお店には、ついふらふらと鴨葱状態で立ち寄
ってしまいます。

この前の日曜日、所用があって(後述します!)大阪に行き、時間があったの
で、以前から行ってみたかった「スタンダードブックストア心斎橋」という書
店へ伺いました。

ここは「本屋ですが、ベストセラーはおいてません。」という刺激的なコピー
が忘れられない本屋さん。お店の中は、見たことのない本がいろいろあり、非
常におもしろく、その後仕事だというのにまた本を買い込みました。こうした
「意思のある」本屋さんは、本当にすばらしいですね。

さて、そんな書店通いの毎日のなかで目にした、気になるブックデザインの本
をご紹介。まず一冊目は『田中慎弥の掌劇場』(田中慎弥著/毎日新聞社刊/
1,260円)ブックデザインはAlbireo。
< http://books.mainichi.co.jp/2012/04/post-6534.html >

この本は、書店で手に取ったときに違和感が、もう気になってしょうがない。
私の少ない語彙で伝えるのは難しいのだが、ヌメっとゴムのような引っかかり
のある質感。手が本に吸い付くような独特の感じがします。

真っ黒いに白と黄色の文字のみで構成されたカバー/帯ともに同じ質感。触っ
た人なら誰しも「なんだこれは!?」と思うことでしょう。

これはカバー、帯ともに、通常の白いコート紙に墨と黄色を刷り、その上から
「ベルベットPP」というフィルムをラミネート加工してある(実は最初触った
ときは「スカッフフリーマット」というフィルムを貼ってあるのかと思ったが、
少し別のフィルムのようでした)。

このフィルムは、ヌメッとした独特の質感がおもしろいのはもちろんなのです
が、私がそれ以上にすばらしいと思う点が、「傷がつきにくい」というところ
です。

本書のカバー(と帯)は文字以外のところがすべて真っ黒。通常、こうした真
っ黒い印刷や紙の上にマットPP加工をすると、爪でちょっと触ったりするだけ
で、すぐに傷がつき目立ってしまいます。そうなるとカバーを交換して……と
いう無駄な作業が多くなってしまいがちですが、このフィルムは傷がつきにく
い(目立ちにくい)ので、その心配が軽減される。

「怖ろしい。あり得ない。しかも美しい─。あらゆる感情が味わえる37篇の掌
の小説」という内容に合った「ヌメッとしたあり得ない質感」を実現し、かつ
機能的にも配慮された加工。いやー、すばらしいデザインだと思いました。

そしてもう一冊は、うって変わってタレント・優香さんの写真集『優香グラビ
ア 特装版』(著:優香/写真:菅野ぱんだ/講談社/3,675円)ブックデザ
インはえぐちりかさん。
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062176491/dgcrcom-22/ >

正直、グラビア写真集に興味はあまりないのですが、非常に大胆な写真トリミ
ングに驚き、かつ特装版は、表紙にドンと載っているフリフリのパンツのひも
が、片側だけ本物のリボンになっており、それをピーッと引いてほどいて本を
開くというしかけ。

そして、本書と同時に『優香ボディー』という著者のエクササイズやダイエッ
ト中の食事日記、レシピ集などが掲載された本が発売されている。こちらの本
は著者のバスト部分の写真がカバーに使われていて、先ほどの『優香グラビア』
と並べると、体が繋がるというしかけになっている。
< http://www.asahi.com/photonews/gallery/yuka_gravure_041212/cover.html >

私の好みのブックデザインとは言い難いものの、やはりこの大胆な写真の使い
方にはドキッとさせられたので、今回ご紹介しました。

さて、最初に書いた「所用で大阪に行った」ということについて、ちょっと書
かせてください。大阪の梅田に「MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店」という大
きな書店があり、その7階のイベントスペースで「『デザインのひきだし』の
押し入れ展」という展示が昨日から始まっています。その搬入で日曜日夕方に
伺っていたという次第でした。

この展示は、過日、東京の青山ブックセンターで開催した展示の巡回で、『デ
ザインのひきだし』創刊5周年の感謝のしるし(といえるか微妙ではあります
が……)として、今までのさまざまな印刷加工の試作や校正、使った型などを
展示しています。東京よりスペースが広いこともあって、今回初披露のものも
展示しています。

5月12日(土)まで開催していますので、お近くに行かれた際にはぜひご覧く
ださい。

●「『デザインのひきだし』の押し入れ」展
場所:MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 7Fイベントスペース
日時:2012年4月23日(月)〜5月12日(土)無休
   10時〜22時(最終日は撤収のため15時頃まで)
※もちろん無料です。自由にお持ち帰りいただけるおみやげも用意して置いて
ありますので、ぜひお持ち帰りください。

【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp twitter: @tsudajunko

デザインのひきだし・制作日記 < http://dhikidashi.exblog.jp/ >

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■装飾山イバラ道[97]
リスに魅了された人々

武田瑛夢
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120424140200.html >
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ぶらりと花見をしようと、だんなさんと一緒に井の頭恩賜公園へ行った。まだ
桜は七〜八分咲きだったが、土曜日だったこともありとても混んでいた。お昼
頃に着いたら、青いシートを敷いて既にかなりの人たちがお花見をやっている。
いい場所を取るために、朝から大変な思いをした人が多いのがわかる。

井の頭恩賜公園は広いけれど、桜の真下にシートを敷けるところは激戦のよう
でどこにも空きはない。それどころか、川縁に並ぶ桜の木からだーいぶ離れた
奥の奥の民家の脇の方まで、シートを広げた若者でいっぱいだった。とにかく、
この場に座る場所があるだけでもといった感じだ。

花見と言えば上野恩賜公園も有名だけれど、個人的には上野の方はもうちょっ
と年配が中心のお花見という印象。今はどうだか知らないけれど、カラオケセ
ットで歌うビジネスパーソンや名物おじいさんが、酔っぱらっていい気分にな
っているような映像が浮かぶ。

井の頭恩賜公園は土曜日だったからかもしれないけれど、圧倒的に若い学生風
の集まりが多く、ハジけ方も若かった(上半身裸とか)。公園の柵に立ってバ
ランスを取りながらヨロヨロしてる若者が二人ほどいて、危なっかしくて見て
いられない(なぜか絶対に落ちない)。お花見の目立ち方って簡単だけど体に
悪そうである。

とにかくきれいな桜と平和な気分に浮かれた人々がセットとなって、春のムー
ドにどっぷり浸ることができた。その後、井の頭動物公園に行った。正式には
「井の頭自然文化園」で、有名なアジアゾウのはな子やモルモット、水鳥なん
かがいる。
ここは歩道橋を挟んで「本園」と「分園」に分かれている。お花見をしている
エリアに近いのはで「分園」で、オシドリなどの水鳥やフナなど魚がいる。公
園を見渡せばどこにもいるような感じの生き物だけれど、泳いでる姿を横から
見られるのは興味深い。

でも、やっぱり楽しいのは「本園」で、モルモットを抱っこできるコーナーや
猿山などもある、地味だけれど私にとっては十分過ぎる動物園だ。

・井の頭自然文化園
< http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/ >

フェネックという、わたしの大好きなキツネがいるのも楽しみ。砂漠に棲んで
いる耳の大きなキツネで、最近ではペットにする人もいるらしい。でも、ここ
で一番のおすすめは「リスの小径(りすのこみち)」で、森を再現したような
木々や川などがあるリスたちのオリの中に、人間も入ることができるというも
の。もちろん入り口は二重扉になっていて、リスの逃亡を防いでいる。

中に入ると、見物客の足下をサーッと横切っては木に登り、くるみを食べるリ
スの可愛さにメロメロになる。オリの中にはかなりの数のリスがいるので、追
いかけっこしてるリスや、マイペースにのんびり過ごすリスたちを見ることが
できる。

・iPhoneで撮影したリス
< http://www.eimu.com/dgcol/ris.jpg >

ずっとリスの動きを見ていると、殻付きのくるみを持って来たリスが、木の根
の横の地面をホリホリホリッと両手で掘り始めた。くるみを素早く穴に入れる
と、パンパンパンッとまた両手で上から押さえている。

後で食べるつもりなのか知らないけれど、しぐさの一つ一つが可愛すぎるのだ。
テレビで見たことがあるようなシーンを、間近で見られて嬉しい。非常食を備
えるのは人間だけじゃないのね。

ディズニーのアニメでも、森のリスがなめらかに動き回るシーンがあるけれど、
本当にあんな感じでラブリーさ全開のリスたち。ディズニーの動きって、すご
くリアルで忠実なのだとわかる。パパパッと動いては数秒じっとして、すぐに
またいなくなるので目が離せなくなる。

しばらくすると、リスが先ほどのくるみが埋められた場所から手早くくるみを
掘り出し、持っていって食べ始めた。くるみを埋めたリスと同じだったかは、
みなそっくりすぎて確認できなかった。非常食というにはあまりにも消費が早
かったな。

残念ながら、リスは噛むらしい。ここのルール上でも手を出すことは禁止され
ていて、猫カフェのようには触れないのがもどかしいけれど、抜群の癒しスポ
ットであることは間違いない。カップルも家族連れもおじさんもおばさんも、
オリの中でけっこうな滞在時間を過ごしていた。リスに魅了されてしまうとい
う言葉が近いと思う。

いつかは猫を飼って、リビングにキャットタワーを置きたいと妄想していたけ
れど、リスと本物の木でもいいかもと妄想が変化した。ただ、あのリスたちが
本物の木だけを選んでかじるわけがないので、家具もボロボロになる覚悟が必
要かもしれない。タンスの隅に隠されたくるみを見つけたら、怒るどころか喜
んでしまいそうだけれど。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/ >

リスのようにおやつにはくるみを食べているけれど、亜麻仁油も最近ブームだ
と言う。含まれている成分で重要なのは「オメガ3」という脂肪酸だ。植物や
肉から普通にとれる「オメガ6」に比べて、意識しないととれないのが「オメ
ガ3」なんですと。

青魚にも多いのでそれでもいいけれど、なかなか毎日青魚というわけにもいか
ないので、サラダに使える亜麻仁油やくるみが便利なのだ。亜麻仁油の方がく
るみよりもオメガ3が多いようなので、早く試してみたい。

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■おかだの光画部トーク[76]
金環食までいよいよ後一か月切りました

おかだよういち
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120424140100.html >
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2012年5月21日(月)、朝早くに日本の多くの地域で、太陽がリング状になる
「金環食」が観測できます。今回はその素晴らしい天体ショーの情報や、撮影
方法、注意事項などをお知らせします。

と言いつつ、一年前の5月24日の光画部トーク[55]で一度書いているので、
復習も兼ねてそちらも読んでみてください。
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20110524140100.html >

さて、今回の金環食は、日本の多くの地域で観ることができます。特に千葉か
ら東京、神奈川、静岡にかけて、食の中心が通るので多くの人が長くリング状
の太陽が観ることができます。

中心食帯から外れている地域では、月と太陽が重なって太陽の周囲がリング状
になる金環食にはならないですが、太陽の大部分が欠ける部分日食が観測でき
ます。

地域によって時間は多少前後しますが、東京ではこうなります。
食の始め:6時19分
金環食の始め:7時31分
食の最大:7時34分
金環食の終わり:7時37分
食の終わり:9時2分

月曜日ですから、多くの人はちょうど朝の通勤の時間帯です。道路に立ち止ま
って観測するとかは危険なので、気をつけましょう。早めに会社に行って始業
開始まで、眺めのいい場所で観測するのがいいかもしれません。

位置的には、これも地域によって多少ちがいますが、金環食状態の太陽は、ほ
ぼ真東。高さは地平線から約30度の位置です。まだ朝7時半頃の太陽ですから、
都会ではビルに隠れて見えないかもしれませんし、田舎では山に隠れてまだ太
陽が出てきてないかもしれません。

予め、東側が開けて朝の太陽が見える場所を探しておくといいでしょう。東側
が開けて見晴らしがよさそうな場所を、Googleマップでだいたいのアタリを付
けて、できれば当日までに一度、同じ時間にロケハンに行っておくと安心でき
ます。

観測する際の注意事項ですが、まず絶対に肉眼で見てはいけません。肉眼で太
陽を見続けると永久的な視力低下や、最悪の場合は失明することもあります。
日食時に太陽を見続けることで「日食網膜症」という目の病気(網膜障害)を
発症することも多いそうです。

肉眼でダメならと、ガラスにろうそくなどを燃やしてススを付けたものを用意
したとか、サングラス持ってるからそれ使う、とか聞きますが、それもダメで
す。太陽観測用に「日食グラス」というものが売っていますので、それを用意
してください。日食一か月前の今、あちこちの量販店で特設コーナーが設けら
れています。

日食グラスを掛けたからって安心してはいけません。日食グラスを掛けた状態
でも、望遠鏡や双眼鏡で太陽を見ることは絶対にしてはいけません。網膜が焼
けてしまいますので注意。

撮影する場合は、一眼レフの場合、光量を減らすNDフィルターを用意してくだ
さい。太陽はものすごく明るいので、1万分の1に減光するものか、400分の1に
減光するのを2枚重ねて160,000分の1に減光するようにするか、いずれにせよ
通常の撮影では使わないような、専用のフィルターを買う必要があります。

iPhoneで撮影する用のグッズが販売されていました。NDフィルター付きの5倍
望遠レンズとアタッチメントと小さい三脚がセットになっています。
< http://amzn.to/JluUgF >

すべて全自動のコンデジは、これらのフィルターを取り付けることができない
ので、細工するなり工夫が必要ですが、自動では撮れないので自分で設定する
のは難しいでしょう。

昨年の記事でも触れましたが、直接太陽を撮らなくても、多くの人が日食グラ
スかけて上を向いている中、下を見て木漏れ日を撮影するのもおすすめです。
いつもとは違う、欠けた太陽や、リング状の太陽の形が、地面に浮かび上がっ
て面白いはずです。

JAXAのサイトで、「2012年5月21日『みんなで木もれ日を撮ろう』キャンペー
ン」をやっていますよ。木漏れ日フォトを撮影する方法など、詳しく説明が載
っています。
< http://edu.jaxa.jp/komorebi/ >

お子さまと一緒に観測するのは、こちらの方が安全ですからむしろいいかもし
れません。

参考になるWebサイトのURLを紹介しておきますので、あとひと月、たっぷり予
習して、さらに各自の朝の予定に合わせた観測場所をリサーチして、当日焦ら
ないように準備しておきましょうね。そして、みんなで晴れるようにおまじな
いしましょう!

国立天文台 金環日食特設コンテンツ
< http://naojcamp.mtk.nao.ac.jp/phenomena/20120521/ >

金環日食の解説動画
< http://youtu.be/MZHpKc6Q6KU >

日食ナビ
< http://eclipse-navi.com/ >

日食グラス(Amazon)
< http://amzn.to/JE4dhQ >

太陽撮影用NDフィルター(Amazon)
< http://amzn.to/Ji7Qx7 >

月刊星ナビ2012年05月号(Amazon)
< http://amzn.to/JEcWAI >

金環日食2012(Amazon)
< http://amzn.to/I3b75k >

【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.com/ > < mailto:okada@s-style-arts.com >
< twitter:http://twitter.com/okada41 >

Adobe Creative Cloudがようやく発表されました。年契約で5,000円/月です
べてのアプリが使えます。MasterCollectionをアップグレードしていたので、
こちらに乗り換えます。
< http://www.adobe.com/jp/products/creativecloud.html >

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編集後記(04/24)

●いままで何度も書いて来たことをまた。JDN/ジャパンデザインネットのメル
マガ「COMPE WEEKLY」に掲載されていた、9つの写真コンテストの応募要項を
見て驚いた。なんと8つのコンテストが著作権に関して不適切な表記になって
いた。たとえば、「入賞作品の使用権・著作権は、すべて主催者に帰属し、応
募作品は返却いたしません。また、入賞作品は展示会や主催者作成の印刷物や
媒体に掲載する事があります」「入賞作品の版権(展示・広報・出版物への掲
載等)は、主催者に帰属します」「入賞作品の著作権は主催者側に帰属し」
「応募作品は、主催者の全ての広報活動で使用できるものとします」とある。
嗚呼。応募した作品や入賞作品の著作権は誰に帰属するのかなんて、作者に決
まっているではないか。主催者が勝手に帰属云々をいうのは大間違いである。
また、版権なる文言はいまでは法的にも存在しない。

一番問題がある応募要項はこれだ。ある会社が商品にまつわる「きずな」をテ
ーマにしているのだが、「著作権の扱い 全て主催者に著作権を譲渡」とある。
詳しい応募規定を見ると、続々と怪しげな記述が。「応募作品の版権、使用権
は当社に帰属し、応募作品は雑誌や広告、当社ホームページ、会社案内等の各
種媒体への掲載などに使用する可能性があります。また掲載する際、トリミン
グ加工などをさせていただく場合があります」とある。「入賞作品の」ではな
く「応募作品の」である。応募した時点で、作品はこの会社のものになるとい
うことだ。さらに、「応募者は、応募の時点で応募要項に同意したものとしま
す」と入念な記述。さらにさらに、「本応募要項に明記されていない事項につ
いては、全て主催者に決定権を持つものとします」と用心深い。コンテストと
称してはいるが、これは自社商品関連のイメージ写真データを無料で集めるし
かけではないのか。分かってる人は近づかないとは思うがご注意。 (柴田)
< http://www.jpca.gr.jp/about/topics/photocon_guideline.html >
日本写真著作権協会 「応募要項」の範例 参考にしなさい!

●Adobe Creative Suite 6の発売が5月11日に決まり、慌てて5.5のアップグレ
ードパッケージを購入。これは6への無償アップグレードがついている。持っ
ているのは5。6からはDesign Premium(DP)とWeb Premium(WP)が合体して
くれて助かる。いつもInDesignのためにDPを買う。WPに使ってみたいソフトが
あったりしたが、古いバージョンを保管しておかないといけないのは現場にシ
ビアなInDesign。使うのは年に1回程度なんだけど。Creative Cloudが初年度
のみ月3,000円と書かれてあって悩んだ。旧バージョン所持のために今回はパ
ッケージにしたが、正直なところ早まったかも。現場で使用するInDesignのバ
ージョンが6で統一されそうな気がしてきたのだ。Creative CloudならDigital
Publishing Suiteがあるし、オンラインサービスも使える。Webサイト制作系
のお仕事だと、新しい機能が追加されたパッケージを待つよりは、対応が速そ
うなCloudの方がいいかもかも。新しく発表されるソフトも使えるようになる
んだし。/アップグレードしたいのは、DreamweaverとInDesign。/無料メン
バーだとファイル同期および共有機能、2GBのストレージ、無料のアドビサー
ビスなど。/インストール時、ライセンス認証時、およびその後少なくとも30
日ごとに1度は、インターネットに接続する必要がある。/製品自体の提供が
なくなったら、「最新バージョン」を無料でダウンロードできる期間を90日間
以上設けてくれるが、メンバーがいつでも旧バージョンにアクセスできるって
わけではなさそうだ。                  (hammer.mule)
< https://creativecloud-specialoffer.adobe.com/special-offer/ >
Cloudへの切り替え、8月末までなら初年度月3,000円
< http://www.adobe.com/jp/products/creativecloud/faq.html >
当面はCS6とデスクトップ上にある以前のバージョンのCreative Suiteが共存
< http://www.adobe.com/jp/joc/ccevent/ >
本日13時から16時。発表イベントライブ配信。要Facebookアカウント
< http://www.adobe.com/jp/joc/adc/meetup/round05/ >
5/19に品川グランドホール
< https://www.info-event.jp/adobe/pscs6/pre/entry.asp >
6・7月に名古屋、大阪、福岡、東京で

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発行   デジタルクリエイターズ < http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/ >

編集長     柴田忠男 < mailto:shibata@dgcr.com >
デスク     濱村和恵 < mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 < mailto:kanda@knn.com >

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