2012年4月3日火曜日

日刊デジクリ[#3239] カネがモノをいう世の中

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.3239    2012/04/03.Tue.14:00.発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 10035部
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           《やだ、もう、期待以上!》

■アナログステージ[74]
 カネがモノをいう世の中
 べちおサマンサ

■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[21]
 出版デジタル機構の人々
 沢辺 均

■デジタルちゃいろ[12]
 パキスタン廃人月間
 browneyes

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■アナログステージ[74]
カネがモノをいう世の中

べちおサマンサ
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120403140300.html >
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新年度おめでとうございます。旧年度中は色々とお世話になり誠に有り難うご
ざいました。本年度も何卒宜しくお願い申し上げます。

社会人一年生の皆さん、就職おめでとうございます。扶養家族から抜け、汗水
垂らして稼いだお金は、将来のために大切に貯蓄しましょうね。いや、これホ
ントの話で、数年先の目先ではなく、10年単で「自分の未来」を考えながら動
き始めると、最終的に必要になる体力が資金。マネーです。

人間関係という横の繋がりも確かに大切ですが、なにをするにしても付き纏う
のがカネ。今からしっかりと、定期預金や積立てをしておけば、独立するころ
には銀行の信用もつき、資金相談にものってくれることでしょう。

銀行は、カネを持っていないヒト(会社)にはカネは貸しませんが、カネを持
っていて借りる必要がないヒト(会社)にはすぐ貸してくれます。少し前まで
は、カネがないヒトでも簡単審査ですぐ貸してくれたり、ご来店不要でカネを
貸してくれたりする業者さんもありましたが、法改正されてから、すっかり息
を潜めてしまいました。

社会人一年生を機会に、実家を飛び出して一人立ちしたかたは、光熱費はもち
ろんのこと、税金もしっかりと支払いましょう。いずれは結婚し、子どもをも
うけ、「そろそろこのアパートも狭くなるなぁ。よし、マイホームを考えてみ
るか!」「きゃー☆ あなたカッコイイ、大好きよ」というドラマが進行する
たにも、光熱費などの滞納は痛い。

ワタクシ自身、あまり「持ち家」というものに拘りが薄く、べつに雨風を凌げ
て寝れればいい派なので、いまの自宅を購入する際も、別に家なんか買わなく
てもいいんだけどなぁ… と乗り気ではなかった。当時借りていたマンション
のオーナが変わり、マンションを取り壊す話があがったのをきっかけに、購入
への第一歩を歩んだ。当時、27歳の春先でした。

購入を決意したのはイヌ。「イヌと一緒に生活できるなら買う」という条件で
話を進めるも、住宅ローンに思わぬ(知らなかっただけ)落とし穴が。ローン
審査のとき、光熱費が引き落としされている通帳、もしくは過去3ヶ月分の領
収証を提出しなくてはいけなく、銀行引き落しにしていなかった我が家は、領
収証を必死に探すことに。

探すこと丸一日。おそらく捨ててしまったであろう領収証は見つからなく、そ
の旨を不動産屋の担当者へ伝えると、「あらら、マジっすか旦那さん、そりゃ
ヤベーってもんでござるヨ」と不穏な様子。案の定、光熱費の領収証がなかっ
ただけで、某銀行の審査が落ちてしまったのだ。

「もう面倒だから家なんかいらんわ。そのうち気がむいたら買いにくるね」と
購入を諦めようとすると、売ることに熱心… もとい、うちの家族の幸せを願
っている不動産屋の担当者は、別の銀行へ打診していただき、無事、ローンを
組めることになったのですが、ローンなんか組まなくても、ポーンと現金で購
入できる体力があれば、領収証に振り回されることもなく、チャリーん♪ と
コンビニでビールを買うくらい簡単な話だったに違いない。

何度も書くが、なにをするにもカネだ。「おかねはだいじダヨ〜」なんて唄っ
ている場合ではなく、ないと本当に困ってしまう現実がある。

というようなこと10年前に気がついていたら、ワタクシ、相当金が残っていた
だろうなぁ… と反省しているところです。貯金もしないで、毎回、持ってれ
ば持っているだけ遣って(呑んで)しまうような、愚者にはならないでくださ
いね、うふふ。

あぁ、老後、どうしよう。そろそろ真剣に考えないと。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
某ナノテク業界の技術開発屋。NDA拘束員。
< http://start.io/bachio > ←まとめ

○ラボでの「例大祭」になっているエイプリルフール。今年は休日ということ
もあって社内では不発で終わってしまったけど、部下ちゃんたちに「今年のエ
イプリルフールは、4月2日にスライドして楽しみましょう。皆さん、バンバン
騙してくださいね」というメールを一括送信。数名が真に受けて、昨日あれこ
れブチかまし、周りから大ブーイングのご様子。とりあえずは成功したという
ことで。

○記憶に残っている…… な、なにも記憶に残っていない。仕事ばかり。

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■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[21]
出版デジタル機構の人々

沢辺 均
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120403140200.html >
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出版デジタル機構が昨日の4月2日(月)に発足した。無事に登記が完了したは
ずだ。担当者と会えていないから完了報告は聞いてないけど、トラブル連絡も
ないからたぶん大丈夫のはず。

さて、今日書くなら出版デジタル機構=pubridgeのことしかないよね。
そこで、この出版デジタル機構のなかのひとを紹介しておこう。

まずシャチョーさん。これは実名でいきますね。植村八潮です。東京電機大学
出版局局長をおととい3月31日に早期定年退職。植村個人のことと、電大出版
局の業界的なポジションをちょっと紹介しておこう(以下記憶で書く、ファク
トチェックはしてないから間違えがあれば、あとで修正します)。

まず、書籍出版社業界団体として中心的なイチにある書協の理事。書協のなか
での役割は部分的にしか知らないので省略。大学出版部協会の中心的な役割を
果たしてもいて、書協の理事も、この大学出版部協会「ワク」のようなカタチ
でだしているはず。あわせて電大は、LLP版元ドットコムの組合員社(出資社
って意味かな?)でもある。

個人的には出版学会のメンバーで役員もしていたはず。で、なにより電子書籍
の国際的な基準作りなどをもう10年前くらいからやっていて、よく本人も「英
語もしゃべれないヤツが、国際会議の議長をやってたり……(笑)」とネタに
してたりもする。

以下、沢辺以外はイニシャルでいきます。本当は実名でいいと思っているのだ
けど、締切当日の朝に書いていて本人の了解も得てないのでね。

出版社からの出向は三人。三大出版社出資社からM、Hと、ポット出版からの出
向者(笑)の沢辺。この三人は去年の10月に、小学館の小さな会議室ではじま
った準備室発足のときからのメンバー。三人は出版社対応・総務的なことをす
る・制作体制をみる、ってな分担になっている。

ほかに、M、Hと同じ社からT、Kが来ていたのだけど、二人ともこれまで関わっ
ていた課題を引き続き担当はするけど、正式な出向はしないことになった。

出向ではなく、雇われて準備室に来るようになったメンバー。来るようになっ
た順番で紹介。

Hは、去年の12月から準備室に来てくれている。いわば雑用全般を引き受けて
くれている。もともと、編プロにいたり、フリーで編集みたいなことをしてい
て、オイラの昔からの知り合い。女性。オイラが来てよと頼んだ人。

もと三大出資出版社の子会社にいたKとH。経理的なことの担当と、出版社との
対応。

NとN。このふたりも女性。Nは先週の記者会見とかしきったりしてくれている。
Nは、大学院だっけな? を終えたばかりで、現在バイト待遇。

4月2日から登場が男性二人で、MとH。出版社との対応(電子化コストは? ど
こで販売?)とかやることになるだろう。

てなあたりで、昨日船出したわけであります。
あはっ、短く、機構のスタッフを紹介してみました。

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやっ
てます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。NPOげんき
な図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年とってか
ら始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当
面の目標。

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■デジタルちゃいろ[12]
パキスタン廃人月間

browneyes
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120403140100.html >
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最初に言っておきますが、今回はクリエイティビティの欠片もない記事になり
そうです。あっ、いつも大したことないから今回に限り断りを入れるのもアレ
ですね。

いえね、これでも毎回、おかしな音楽はあくまで副菜のつもりで主菜は用意し
てたのですが、いやぁ、3月後半、ワタシの最も興味そそられる文化圏、パキ
スタン関連イベントが目白押しで、頭の大半、まんまとそっちに持ってかれて
おりました。

●生カウワーリ追っかけ

イベント目白押し! …と言っても考えてみると実質、パキスタン現地でも若
手イチオシ的なカウワーリ楽団、バダル・アリ・ハーンの追っかけを中途半端
にしてただけのような感じでしたけど、カウワーリを生でなんて、少なくとも
メジャーどころだと21世紀初…? いや、わかりませんけど。

カウワーリだけではなく、大衆音楽も含めてパキスタン界隈の音楽を最初に知
ったのがヌスラット(Ustad Nusrat Fateh Ali Khan)だった割に、来日公演
にはどうも縁がなく、「また来ないかなぁ」なんて思ってたら亡くなってしま
い、つくづく、マイナーどころのライブに「また」はない、という前提で参戦
しなくては…という思いが、今回の中途半端な追っかけに現れてる訳です。

●カウワーリ?

いきなりカウワーリ、カウワーリ言い出してますが、カウワーリ(カッワーリ
ー | Qawwali)とは、パキスタンを中心に主に南亜細亜のイスラム神秘主義
(スーフィズム)ベースな宗教歌謡です。一人か二人のメインの歌い手さんと
手風琴やタブラと手拍子とコーラスで、主に聖者廟で演奏され、聴いている人
たちを宗教的陶酔に導いていくために欠かせないものです。そしてワタシの大
好物です。

それまで西洋的な音楽しか知らなかった当時のワタシは、はじめて聴いた時は
ご多分に漏れず、なんじゃこりゃ! と、びっくりしました。非常に泥臭くて
原始的な感じで、西側目線の優美さからは程遠いのですよね。でも、多分適性
のある人は、あの泥臭さの中から色々な美を感じ取れるようになって、そうな
ったら後はずるずるとハマる一方でしょう。まずはお試しください。(どこぞ
の化粧品セールス的にw)

●「聖者の宮廷講」の部

まずはエキゾライター兼DJのサラーム海上さんと、和光大学非常勤講師の村山
先生による「聖者の宮廷講第14講」。宮廷「講」なので時折軽い説明をちょこ
ちょこ挟みつつの親切ライブ。長年闇雲に聴いてるだけだったので、その軽い
説明がいちいち「へー!」でした。

開場前の列にはやや出遅れてしまい、いい席逃したな、と軽い諦めモードで受
付を済ませて中に入ると、いいタイミングで「ここで観たっていいんですよ、
どうぞどうぞ!」と、ステージ上の(と言っても客席と10cmも段差はないので
すが)タブラのすぐ脇を指さされたので、ほいほい壇上に座り込みました。や
った、最高のかぶりつき! 手を伸ばせばそこにタブラ!

□ワタシ目線のかぶりつきライブ。
└< http://drawer.posterous.com/114082765 >

途中、汗を拭くものが手元になくて困っていたタブラ担当の長兄さんに、旦那
がポケットティッシュを渡す、という妙な触れ合いも出来ました。

□Musique Nonstop : 3.22 Thu. 聖者の宮廷講 第14講:カウワーリーとス
ーフィーの木曜縁会
└< http://salamuna.exblog.jp/17410786/ >

上記サイトに掲載の動画を見るとわかるのですが、カウワーリの楽しみ方はた
だ聴くだけじゃない。陶酔した人が思い思いに奏者へのお礼の紙幣をバラ撒き、
その舞い散る札束で奏者も更にアガる、そして人々も踊り狂う、そんな「場」
の相乗効果が堪らない訳ですよ、現地では。

宮廷講では観客が基本的には日本人なので、そういう「場」については過度な
期待は持てず、ワタシもお金撒きには行ったものの、どうしても「ごっこ」っ
ぽさがつきまとってしまい、残念に思ってました。まぁ、こればっかりはパキ
スタンから観客ごと連れてくるわけにもいかないので仕方ないんですけどね。

そこでパキスタン・バザールですよ!

●パキスタン・バザールの部

土日開催だったパキスタン・バザール、ワタシは日曜しか行ってないのですが、
カウワーリ目的なら日曜が大当たり以上でした。約30分程度の演奏予定が盛り
上がるに任せてなんと約2時間! 大使館の方も軽く困ってたみたいですけど、
それでも後のスケジュールを犠牲にしつつも、あの盛り上がりを続けさせてく
れた南亜細亜的ユルさは有難かったし、それぐらいアツかった。

開始前から計画的にいい場所狙って、座席より前の地べたにパキスタン人の子
供たちに混じってぺったり座って見てました。そこは盛り上がると人がしゃし
ゃり出てきて踊るスペースの目前。この場でどの程度盛り上がるのか、始まる
まで全然読めなかったものの、ああ、やっぱり期待通り! ステージの右から
左から舞い散る札束。一人、二人と前で踊りだす人。

踊る、舞い散る紙幣、踊る、踊る、奏者もアガる、相乗効果がすごいすごい、
どんどんみんなの熱が上がってくし、どんどん人がステージ前に、ステージ上
に躍り出る、踊り狂う。で、紙幣が舞う。パキスタン人も日本人も前に押し寄
せる、踊る。踊る大人たちの足元では子供が冷静に紙幣を集めて主催側に渡す
(現地ではちゃんと紙幣集め係がいる)。やだ、もう、期待以上!

大分盛り上がっても尚、客席最前線で地べたに座りっぱなしだったけど、バラ
ンスを崩したパキスタン人は倒れこむし、知らないパキスタン人たちも上から
「あんたも立って踊れや! ほら!」とにこにこジェスチャーしてくる。一体
感と思い思いの好き勝手感がない混ぜでこの上なく気持いい。

●やっぱりいつかは現地で…

そんなこんなで日本にいながらにして、という前提ではかなりパキスタン気分
を味わえた3月後半でした。それでも現地の聖者廟の雰囲気のほんの一部なん
だろうな。

YouTubeで眺めてても、今回のイベントみたいに女子までわいわい踊る、みた
いな絵はあまり観たことがない。女子の不自由さも余所者感も織り込み済みで
構わないから、いつか現地で眺めてみたいです。以前訪れて帰国した時には二
度と行きたくない、なんて思ってたのに不思議なものです。

●知らないパキスタン人にウルドゥを書いてもらう

ここまで延々カウワーリ三昧でしたが、当日現地であれこれTwitterでつぶや
いていたら、フォローして戴いている、以前大学でウルドゥ語を教えてらした
先生からTwitter経由ですごい指令が飛んできました。

「会場にいるパキスタン人に、とある出店屋台のとある料理をウルドゥ語で書
いてもらう。その出店屋台のお店の人は不可!」

どうやら、とある料理を巡って、Twitter上の印度料理クラスタの方の間で議
論が起きていたようで、現地の人に料理の名前を書いてもらったら解決する…
かも? という試みのようでした。

案外引っ込み思案なワタシ、暫くもじもじしてから意を決して数名当たってみ
る。ほいほい逃げられる(笑)。何でだろうか、デジタル一眼レフぶら下げた
上に手帳とペンで臨んだのが、怪しい取材か何かと間違われたのか。

日本に居ながらにして日本人と交流のなさそうな、純度の高そうなパキスタン
人じゃなくて、日本人と話してる人なら話が早そうだ、と思って日本人女性と
話をしていた方に話しかけたら、流れるような日本語で色々説明付きで書いて
もらえました。

フタを開けてみたらその流暢な日本語のパキスタン人は、八潮にあるカレー屋
さん、アルカラムの社長さん。当日も出店してて、来る前から必ず食べるお店
リストにピックアップしてたお店。しかも日曜限定で、その辺のカレー屋では
あまりお目にかかることのない、ハリームというカレーを出していたので大喜
びで食べた後だったのでびっくり。

□やっと書いてもらえたウルドゥ。アルカラムの社長さんのサイン入り(笑)
└< http://twitpic.com/90zb2j >

八潮って、パキスタン村と呼ばれる地域があるほどにパキスタン人コミュニテ
ィが出来てるらしく、アルカラムを始めとして、この辺りならではというパキ
スタン人向けなカレー屋さんがいくつかあるそうです。アルカラム、いつか食
べに行きたいお店リストの常に上位にいるのですが、遠くてなかなか…。

□アルカラム Al Karam - 八潮/パキスタン料理 [食べログ]
└< http://r.tabelog.com/saitama/A1102/A110205/11021841/ >

ありゃりゃ、ホントにパキスタン一色な記事になってしまってドン引きですね、
これは。でも反省はしてません! 多分次回までには正気に戻ってることだと
思います。
こんなにニヤニヤ反芻しながら記事書いたのははじめてかしら。個人的に、こ
れは墓に入る前には一度は体験したかったのですよね、生カウワーリ。もう現
地行くしか見る手立てはないだろう、と思っていたので、今回の一連のイベン
ト主催の方たちには本当に感謝。

            +----+----+----+----+

■今回のどこかの国の音楽

もはや今回はこのコーナーが機能しないくらいパキスタン一色ですが、抗って
別の国を紹介するのも不自然なので(居直り)。音度外視で、パキスタン・バ
ザールの臨場感を脳内反芻するとこんな感じ。過去に見たことのあるNusratの
壮観なお金ばら撒かれ動画は見つかりませんでした。残念。

□Nusrat Fateh Ali Khan "Dum Mast Qalandar"
└< http://www.youtube.com/watch?v=i2STpgD16tM >

日本であまり名前を聞かないけど、おそらくワタシが今のところ最も大好きな
のが、下記の人相の悪い兄弟によるカウワーリ。こちらももうお兄さん(長髪)
は他界しており、他のペアでは代え難いこの強くて美しいハーモニーは聴けま
せんが、悪人顔の弟さんも(酷いこと言ってますが弟さんの歌い方がかなり好
き)かなりの年齢ですが、まだ一人で続けてるようです。

□Sabri Bros "Shabaz Qalandar"
└< http://www.youtube.com/watch?v=OuMNuhpXnc0 >

【browneyes】 dc@browneyes.in

日常スナップ撮り続けてます。
アパレル屋→本屋→キャスティング屋→ウェブ屋(←いまここ)しつつなんで
も屋。
□立ち寄り先一覧 < http://start.io/browneyes >
□デジタルちゃいろ:今回のどこかの国の音楽プレイリストまとめ
└< http://j.mp/xA0gHF >

おそらく次回までには正気に戻る…と書きつつ、パキスタン月間が終わったと
思ったら、4月は南印度の新年イベントがテルグ地方、タミル地方と控えてい
ます。5月以降は代々木公園の各国フェスも本格稼働。なぁんて、こう見えて
も今年はかなりお遊び自粛の予定なので、どうしても、というもの以外は控え
るつもり。どうしても、が多いのが困りものですが。

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編集後記(04/03)

●手塚治虫文化賞選考委員を務める学習院大学の中条省平教授の「マンガの教
養」を読む(幻冬舎新書、2010)。大学中心の教養主義が崩壊した21世紀のい
ま、かつて「反」の象徴だったマンガを「教養」として語り、教える土壌の整
備が急務であると主張する筆者による「読んでおきたい常識・必修の名作100」
セレクションがこれだ。マンガの「教養」をこむずかしく語るのではなく、個
人的に愛するマンガを一作家一作品に限って100編を厳選し、見開き一作品で
その魅力を真剣に語る構成だ。選択と解説の中に、マンガの多様性と歴史性、
テーマと話法と作画技術を盛り込むことで「教養」が自然に立ち上がる。マン
ガが本当に好きなんだ、この先生。

さて、その100作品、わたしが読んだ作品が48、読んでいない作品が52、いま
も持っている作品が15と出た。マンガオタクの走りを自称するわたしとしては、
ちょっと不甲斐ないが、ここ25年くらいはあまり読んでいないのだから仕方が
ない。著者に賛同できるベスト5は、と思ったが選べない。みんな好きだから
順位がつけられない。マンガやっぱりわたしの青春だった。

以下の筆者の捉え方、まったく同感である。「かつて三島由紀夫に批判された
教養主義者たちがほとんどマンガや劇画など読まずに、マンガや劇画に夢中に
なる若者を軽蔑していたように、いまマンガ・アニメをさかんにもちあげる政
財界のお歴々は、おそらく真剣にマンガと向きあったり、アニメに心底魅了さ
れたりした経験はないでしょう。そんな人々が国策の一環としてマンガ・アニ
メの経済力を利用しようとする……なんとも醜悪な光景です。」  (柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344981952/dgcrcom-22/ >
→アマゾンで見る(レビュー2件)

●(続き)焦っている我々に対し、落ち着いている救急隊員さんたちのかっこ
いいこと。マスクマジック、制服マジックのせいか、めっちゃイケメンだし優
しい。状態を確認し、ストレッチャーで救急車へ。焦らなくてもいいですから
ね、電気は消さなくていいですか? 保険証は持ちましたか? ドアの鍵を閉
めてくださいね、と指示してくれる。救急車の中は機能的でかっこいい。それ
ぞれ何に使うのか質問したくなる。「撮影」という単語が頭に浮かぶが、早々
に打ち消した。救急隊員さんたちは、少しだぼっとしたスーツみたいなグレー
パンツ。ジャージとかじゃないんだね。上着は青の不織布で、ベルトや長靴、
ヘルメットには反射板がついている。こういう時、ちゃんと制度があって、税
金納めていて良かったと思う。救急車がなかったらと思うと恐ろしい。今だと
消費税があるから納税しない人なんていないよね、などとも考えつつ。

うちのまわりは大きな病院だらけで、緊急時にはいいなぁと購入を決めた。大
阪に住んでいたら、結局このあたりの病院で手術することになる。老後のこと
を考えると病院に近い方がいいし、高齢化社会なので手放す時にもいいだろう。
住人には病院関係者が多いと担当者さんに教えられていたし、エレベーターで
の世間話では、通院するために引っ越ししてきたと言う老夫婦もいた。15年ぐ
らい使っている銀行からも、引っ越ししてからは「お医者さんですか?」と営
業電話や訪問があったりするぐらい。一日中Macの前にいるお仕事です、不規
則さはお医者さんに近いかもしれません、と言いたくなるが否定だけしておく。
ローン組む前に連絡してくれよぅ。救急隊員リーダーが、携帯電話で搬送先を
探す。そんな場所にいながら、どこからも断られる。目の前の病院、徒歩5分
の病院……。そうよね、もっと重病、重症患者が行くところよね。発症してか
ら六時間なんて緊急性ないわよね。で、隣の区の救急診療24時間体制の病院へ。
(続く)                        (hammer.mule)
< http://www2s.biglobe.ne.jp/%7Eikayaki/index119.htm >
救急隊員さんの服装をと調べていたら、顔の似ている人が!

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編集長     柴田忠男 < mailto:shibata@dgcr.com >
デスク     濱村和恵 < mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 < mailto:kanda@knn.com >

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