2012年5月29日火曜日

日刊デジクリ[#3269] 自己管理の難しさ

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.3269    2012/05/29.Tue.14:00.発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 10037部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで     mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら  http://www.dgcr.com/regist/index.html
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           《今年はなんと右肋骨を自爆》

■アナログステージ[77]
 異国情緒は消え去ってしまうのか
 べちおサマンサ

■アナログステージ[番外]
 装飾されない言葉と酒
 べちおサマンサ

■デジタルちゃいろ[15]
 自己管理の難しさ
 browneyes

■セミナー・イベント案内
 Webディレクターの過去・現在・未来〜これから求められるスキルセット・
 マインドセット
 Firefox Developers Conference 2012 in Osaka

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■アナログステージ[77]
異国情緒は消え去ってしまうのか

べちおサマンサ
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120529140500.html >
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2週間があまりにも早い。仕込んでいる数本のデジクリネタを完成させるどこ
ろか、時間が過ぎて腐ってしまいそうな、そんな時間経緯。「朝起きたら、外
はすでに夜」とか、毎日がそんな状態で過ごしております。そんな生活してい
れば、2週間なんて、あ!っという間ですよね……。さてさて、今回は地元ネ
タでサラりと。

ワタクシが住んでいる横浜が、目を向けなくても気がつく場所から、まったく
気がつかないで素通りしてしまうようなところまで、華麗に変身していこうと
しております。一番目に付くところで、横浜駅西口。昨年、横浜シァルが閉鎖
し、30階建の高層駅ビルに建て替えられるようだが、横浜に高層ビルは必要な
のだろうか。

・横浜駅周辺部の再開発計画がいよいよスタート!
21世紀の「ハマの玄関口」はデザインできるか? - ヨコハマ経済新聞
< http://www.hamakei.com/column/166/ > ※2007年12月の記事です

・横浜駅西口が195メートルの高層ビルに-来年着工
2019年完成 -ヨコハマ経済新聞
< http://www.hamakei.com/headline/5409/ >

『横浜=オシャレな街』というイメージを持たれているかたも、なかにはいら
っしゃるかと思いますが、ランドマークタワーやクイーンズスクエア、赤レン
ガ倉庫などはお隣の桜木町で、中華街や夜景が綺麗な港などはそのお隣の関内
(石川町)で、横浜駅周辺は皆さんが抱いているイメージと少し様子が違いま
す。そのイメージを持って初めて横浜駅に降りると、「ハ? ここがよこはま?」
とガッカリすることでしょう。

ワタクシのなかで「横浜」のイメージは、都心のような高層ビルが乱立して、
太陽が見えないような地域ではなく、異国情緒が漂っていて、船の汽笛が聞こ
え、空はなんとなく灰色。など、そんなイメージがずっとあります。その様子
が今も垣間見えるのは、桜木町、関内、元町、本牧など、横浜駅よりも先に行
ったところが、ワタクシの中での「ヨコハマ」。

元町・中華街は、もはや変わりようがないくらいの独自の空間を築いておりま
すが、桜木町周辺の「みなとみらい」は、横浜の良いところを残しつつ、また
新しい独自の地域空間を完成させている。ワタクシには、そこがヨコハマであ
って、横浜駅周辺はヨコハマとして見ていないところがある。

名称も、新横浜として欲しいところだが、すでに新横浜は新横浜で確立されて
しまっているので、「もしかして横浜」とか「たぶん横浜」とか「なんとなく
横浜」など、そんな名称がしっくりきたりする。

どこの地域でもそうだけど、その土地ならではの良さというものは昔からある。
諸外国からの異文化が入り混じった、横浜ならではの風情というものがあるは
ずなのに、新宿のように高層ビルばかり建てても、横浜にはまったくマッチし
ない。マッチしないというより、「どこに向かっているんだよぅ、ヨコハマぁ!」
って嘆きすらでてくる。

現に、ランドマークタワーが今でも賑わっているかというと、オープン当初の
勢いはまったくなく、休日でも閑散としたイメージがワタクシの中では染み付
いてきている。

そんなこんなで、はじめて横浜に遊びに来られるかたは、「横浜駅」で降りて
遊んでも、ヨコハマを満喫することはできませんし観光するところもありませ
ん。もうひと駅電車に乗って、お隣の桜木町からヨコハマを堪能しましょう。

高層ビルは「新横浜」に任せて、横浜は、神戸と一緒に、異国文化臭をプンプ
ン放っている港町の良さを、ずっと保っていて欲しいものです。いや、本当に
横浜に高層ビルって似合わないし、風化させようとすれば、簡単に消し去るこ
とができる「エキゾチシズム」を失って欲しくない、そう思うのです。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
某ナノテク業界の技術開発屋。NDA拘束員。
< http://start.io/bachio > ←まとめ

○今年もやりました☆2012! 一昨年の右手自爆、昨年の右足首自爆に続き、
今年はなんと、右肋骨を自爆。毎年毎年、この時期になると大怪我しているの
も、風物詩みたいでいいかもね/病院行くの面倒なんで、己の自然治癒力を信
じ、よくわからない呪文みたいなものを寝る前に唱えております/なんで怪我
したかって? 訊くんですか? それは野暮ってもんですよw

○記憶に残っている2週間の出来事→今年いっぱい、ここには「仕事ばかりし
てました」か、「酒飲んで自爆しました」のどちらかしか書きようがなくなっ
ているような→今さらながら、GRD4(RICOH)を衝動ポチ買いし、カメラ到着
とから10日後に初撮り→といっても、休みがないので、仕事終わりに夜景撮影
だけど→GRD4の初撮りは東京タワー。スカイツリーにはない、無骨な姿がやっ
ぱりいいですね→負傷ついでに、一昨日の日曜日はフラっと横須賀までドライ
ブ&ブラ撮り。新しくできたスパ銭で、海を眺めながら温泉に。「ここから先
に立たないでください、外から見えてしまいます」という注意書きが目に留ま
り、立って見渡してみたら、確かに道路(歩行者)から丸見え。誰か気がつく
か暫く立ってみたけど、誰も気がつかなかったです。

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■アナログステージ[番外]
装飾されない言葉と酒

べちおサマンサ
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120529140400.html >
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実は小料理屋好きです。洒落たショットバーや、クラブなんかで飲んでるより、
カラオケもないカウンターだけの、ひっそりとした小料理屋さんが大好きです。
出張先などで接待受けても、必ず、「どこか、美味しい小料理屋さんに行きた
い」と駄々をこねます。

とある出張先での出来事。フラフラと暖簾をくぐって、お店に入ると、席は常
連さんでたくさん。おばあちゃん1人で忙しくお客と会話しながら料理を出し
ている。

「一人なんですけど、いいですか?」

「お兄ちゃん、ここ空いてるよ」と、常連さんらしきオジさんが声をかけてく
れた。話の邪魔にならい程度で音量で流れている、有線の演歌。生ビールを一
杯、二杯飲んでいると、いつの間にか隣のオジさんと会話が盛り上がり、何年
も通っているかのような安堵感が生まれてくる。

オイラが足を運ぶ小料理屋さんは、知らないうちに、カウンターのお客みんな
で、会話している…。なんてことはいつもだ。カラオケも置いてなければ、お
酒を注いでくれるおネーちゃんもいない。一日の疲れを、何気ない会話で、ゆ
っくり落とすような、家で寛いでいるかのような、そんな雰囲気がたまらなく
好き。

『経験に勝るものなし』時には貴重な話しや、いろいろと役に立つ話も聞くこ
とができる。そういう話は、普段聞こうと思っても、なかなか聞けるチャンス
はない。自分の息子に、孫に話し掛けるように、会話は進む。

「兄さんはどこからきたんだい?」
「横浜です」
「そうか、横浜か。仕事か?」
「ええ。明後日までこっちで仕事です」
「そうか、それじゃ明日も顔みせてくれ」
「もちろん、お邪魔しますよ!」

翌日、仕事が終わってホテルでシャワーを浴びて、そそくさと昨日お邪魔した
小料理屋さんに足を運ぶと……

「いらっしゃい」
「お、来たな!お疲れ、お疲れ!」

昨日いろいろ喋ったオジさんが『待ってましたー!』と言わんばかりの表情で
オイラを迎えいれてくれた。

「今日はオレの元部下を連れてきたんだ。兄さんに会わせたくてな」

軽く会釈をして、そのオジさんが連れてきた方から名刺を頂いた。名刺を見て
生ビールを噴出しそうになった。某企業の取締り役。

言葉が出てこないオイラをみて、「今は酒の席だ、肩書きは外しましょう」そ
う言って、そのかたは生ビールを旨そうに飲み始めた。話しを聞いていると、
どうやらオジさんは(オイラはジーちゃんって呼んでいたんだけど)、元々そ
の会社の取締役で、定年退社後、その後を一緒に来た方が後任しているらしい。
オジさんは久しぶりに会ったのか、凄く楽しそうな顔で話している。

経済の話から、下世話なくだらない話まで会話はどんどん進んだ。まだ話の内
容が分からないところもあったが、二人は笑いながら、「これからわかること
だ」と言って、会話はまた元に戻る。

「昼に電話がかかってきて、面白い若いのがいるから、ちょっと顔だせって言
われて来てみたら、本当に面白い兄さんだ」

どうやら、本当にオイラに会わせたくて、わざわざ電話して呼んだらしい。時
間が過ぎるのは早く、店の看板の時間が訪れ、オジさんが「兄さん、またこっ
ちに来るときは必ず顔見せてくれよ!」と肩をポンポンと叩く。再会を約束し
て、最後にオジさんがオイラに言った、今でも鮮明に憶えてる言葉がある。

「どんなに旨い酒でも、塩辛いときもあれば、甘く感じるときもある。味のな
い酒を飲んでいたらダメだ。男はいろんな味の酒を飲まなきゃいけない。忘れ
るなよ、兄さん」

最近、この言葉の意味がわかってきた。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
このコラムは、2002年に書いたものです。2000年から2002年当時は、本当に出
張ばかりで、自宅に戻れるのは、3か月に一回とか半年に一回の、そんな生活
を送っておりました。読み返してみると、出張先の小料理屋さんに、なかなか
帰れない自宅を重ねていたのかもしれませんね。

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■デジタルちゃいろ[15]
自己管理の難しさ

browneyes
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120529140300.html >
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先日、写真のワークショップなるものにはじめて参加させて頂きまして、ここ
で体験記など書こうと思ってたのですが、あまりに色々ありまして、原稿がま
とまっておりません。というわけで今回はユルめ自戒込めまくりの戯言です。

最近はどうもスケジュールを組み立てること自体の失敗がポツポツと出てしま
い、いかんなあ、と、反省する事が続いております。

何故か肝心な予定に限って魔の欠落が時折起きるもので、よくスケジュールを
入れる、というスケジュールを入れる、などという笑い話がありますが、いや
いや、笑ってられたもんじゃないですね。

片や、スケジュール自体はキチンと組んだつもりのものも、根本的なところで
ヌケがあって自らの労力も棒に振ったり。実はまさに昨日はそんな己に呪詛を
投げつけていたばっかりです。

どういう時にこういうのが起きてしまうんでしょうかね、これまで深く考えた
こともないのですが、最近の傾向としては何かで張り詰めてたのがふっと弛ん
だときにおかしな欠落は忍び寄るような気もします。

前者のスケジュール自体の欠落はそれで防げるかもしれませんが、後者の組ん
だスケジュールの落とし穴の予防はいったいどうしたものか。

昭和にサラリーマンになった自分としては「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」
であるとか「5W1H」とか…あれ? あんまり関係ないか? 先人の知恵は受け
ているのにいつまで経っても…というか歳を取るごとにだめな人になってきて
いる気がします。

21世紀に入ってすっかり個人的IT化も進み、スケジュール管理やらタスク管理
やらGTDやらなにやら試しても尚、ダメな大人化は止まるところを知らず…こ
れは個人の資質…なのでしょうか、もうダメだ。

自分が見たものや聞いたもの、考えたりしたものを自動でどこかに完全に纏め
てよしなに抽出したり適宜参照したりしてくれる便利ツールはどこかにないも
のか! えっ? それこそがお前の首の上に乗っかってるものだろ? それを
言ったら堂々巡りの始まりです!

タスク管理ではなくアイデアジェネレータ的な向きの方が強いですが、知人の
某プログラマさんが実はそんな外部脳的なソフトを作る野望を持っていて、俺
専用プログラムとしては利用しているようで、軽くデモをしてもらったことが
あります。

すげー! と思う反面、現実的に汎用性のあるプログラムとして出すのはさす
がに難しいだろうな、というのと、仮に誰もがソレ頼みで仕事も生活も始めた
世界を想像していくと、明確なコレ、はないままに色んなSF的悲劇喜劇が思い
起こされたりもしないでもないですね。

そんなコトをワタシが夢想し続けても、今の自分自身のタスク管理能力は上が
らないので、やっぱり現実的な世界で精進したいと思います。

            +----+----+----+----+

■今回のどこかの国の音楽

□Ra One "Chammak Challo"
└< http://www.youtube.com/watch?v=6FteXhp7MZY >

タミル映画のラジニカーント主演「ロボット」に乗じて印度映画ブーム…にな
りきるかは不明ですが、印度映画の日本公開が新たに決まりました。

今回は北印度のリアルボリウッド(ラジニはタミル映画「コリウッド」なので)
です。この映画はミュージカルシーンに米R&BシンガーのAKONが出たりという
コトでも話題になりました。AKONは今度は南印度映画のミュージカルシーンに
も参戦する予定のようですね。他にも欧米ミュージシャン、ぽつりぽつりと印
度映画への参入に結構興味を持ってるようです。日本もミュージシャン…より
まずはマーケット広げて欲しいものです。

【browneyes】 dc@browneyes.in

日常スナップ撮り続けてます。アパレル屋→本屋→キャスティング屋→ウェブ
屋(←いまここ)しつつなんでも屋。
□立ち寄り先一覧 < http://start.io/browneyes >
□デジタルちゃいろ:今回のどこかの国の音楽プレイリストまとめ
└< http://j.mp/xA0gHF >

記事にもちらりと書いた写真のワークショップ、技術とかそういうのは置いて
おいて、自分だけでは考え至らない色々なコトを考えるよい刺激になりました。
次回改めて詳しく書いて行きたいと思ってます!

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■セミナー案内
Webディレクターの過去・現在・未来 〜これから求められるスキルセット・
マインドセット
< http://websig247.jp/meeting/30/000235.html >
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120529140200.html >
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Web業界、とくにWeb制作業界という言葉が認知され、また、Web受託が産業の
ひとつとして成立してから10年が過ぎようとしています。こうした中、Web制
作プロジェクトにおけるディレクターのポジションは重要であり、ときに
「Webディレクター」という肩書きで呼ばれるようになりました。

その後、Webの概念は定着していく一方で、ソーシャルやスマートフォン、各
種技術の進歩により、Web制作プロジェクトで扱う範囲が拡張し、変化してい
ます。

今回のWebSig会議では改めて「Webディレクター」にフォーカスを当て、Webデ
ィレクターの責任範囲となる業務、必要なスキル・マインドセットについて見
直し、また、この先3年、5年先のWebディレクターの進むべき道について、多
様なゲストともに考察してみます。            (サイトより)

日時:2012年6月23日(土)13:00〜18:15
会場:ミクシィセミナールーム
(東京都渋谷区東1-2-20 住友不動産渋谷ファーストタワー7F)
< http://mixi.co.jp/profile/info/#map >
参加費:3,500円(懇親会費含む)
申込・詳細:サイト参照

※大阪でパブリックビューイングがあるかもしれません。

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■イベント案内
Firefox Developers Conference 2012 in Osaka
< http://mozilla.jp/events/devcon/2012/osaka/ >
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20120529140100.html >
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Mozilla Japan主催のFirefox Developers Conferenceが1年ぶりに関西にやっ
てきます! 昨年5月にも大阪で開催したこのイベントは、Mozillaの製品やテ
クノロジー、Web技術やOpen Webに関心の高いデベロッパーやデザイナー、パ
ワーユーザを対象に、最新のテクノロジーのデモや講演、情報交換を行う場で
もあります。
今回は、プラットフォームとして急成長を続けるWebのこれからを知った上で、
開発者ツールのあっと驚く使い方やイマドキのHTMLの書き方、Webプラットフ
ォームでのアプリ配信までじっくり聞いていただける一日です。

カンファレンス終了後には、懇親会も予定していますので、ぜひ奮ってご参加
ください。なお、本編となる本イベントの前日には、CSS Nite in OSAKA も前
夜祭として開催されます!                (サイトより)

日時:2012年6月30日(土)11:00〜18:20 懇親会18:30〜20:00
会場:大阪産業創造館 4Fイベントホール
(大阪市中央区本町1-4-5)
< http://shisetsu.sansokan.jp/access.html >
参加費:無料
申込・詳細:サイト参照

プログラムより
・Opening 〜Webこそがプラットフォーム!〜
・Web開発者ツール、使いこなせてますか?
・才色兼備なグラフィックスSVGが魅せるWebの未来
・Webプラットフォームのためのアプリ開発
・ライトニングトーク
・Writing HTML 〜これからのHTMLの書き方〜

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編集後記(05/29)

●井上ひさしの「言語小説集」を読む(新潮社、2012)。劇団の主演女優を追
いつめたのは、文法的にも正しくなく意味もなさない台詞を連ねた台本だった
という「極刑」。治療法がない耳鳴りのエスカレート悩まされる青年の話が
「耳鳴り」。あるトラウマから、性的に興奮すると言い損ないのオンパレード
となる青年の悲喜劇は「言い損ない」。方言学が専門の国文学者が50年前の復
讐を果たす「五十年ぶり」。三陸の港町で使われる方言に、なぜかマレー語と
共通する単語が多いという謎を調査する学者が知った意外な事実は「見るな」。
言語治療科の講演速記録の体裁をとって語られる、ある真面目な青年の言語運
用に見られた重大な変調が「言語生活」。そして巻頭が「括弧の恋」。以上7
編がすべて言語に関わっている奇想小説集である。

「括弧の恋」がとくにおもしろい。ワープロのHD内の仮想空間で生活する約物
(記述記号)たちの抗争を描いたとんでもない小説なのだ。ここのボスは●と
黒塗り仲間の■で、始まりの 「 と終りの 」 の恋を邪魔する。ここにいると
きは一緒にいられるが、ディスプレイでは離れ離れになって切ないという 」
の口答えに狼狽する●と■。すぐカッとなる! 議論の整理役を買って出る∵ 
すぐ統計をとりたがる% 頭のシャープな♯ 一匹狼の/ まとめたがる癖の
ある〆などによる前代未聞の謀反に激怒する■と●は†(短剣)を投げ……、
たくさんの約物(擬人化&配役が絶妙)が登場する奇想天外なバトルは笑える。
久しぶりに井上ひさしを堪能できたが、昔はもっと笑えたはずだという気もし
ないでもない。かつて途中で投げ出した、2段組800ページを超える大作「吉里
吉里人」に再挑戦しようか……。                (柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103023333/dgcrcom-22/ >
→アマゾンで見る(レビュー2件)

●大阪の友人からメール。「スカイツリーってどこからでも見える?」「いま
まさにスカイツリーの下にいる。これが写真。」なんというタイミング。考え
ていたほど人は多くなかった。狭い敷地に、よくこれだけの高さの建造物が建
ったものだ。地震国だもの、裾野を広げた方が良いに決まってる。チケットは
持っていなかったので近くまで行けるといいなぁ程度だったが、上のアンテナ
部分が見えなくなるほど近くまで寄れた。

頭の上にスカイツリーの模型を乗せた派手な女性がいたので、声をかけて写真
を撮らせてもらったら、プロフィールとシールをくれた。「浅草雷ギャル☆ま
り」さん。お上りさんの私たちは知らなかったよ。習字八段なんだって。

スカイツリーの隣接ビルには30F、31Fにレストランがある。31Fのオープンス
ペースの窓からはスカイツリー方面は見られない。そりゃそうよね、一番景色
の良いところはレストランよねと言っていたら、隣にいた女性が、30Fならス
カイツリーが見られますよと教えてくれた。おお! この女性はすぐ近くにビ
ルを持っていて(あそこよと教えてくれた。川の名前やらも)、半分京都、半
分東京在住なのだそう。30Fから見ても、展望台はまだまだ上だったわ。

お土産ものや飲食スペースの東京ソラマチでは、ここでしか売っていないとい
うサマンサタバサのドーナツと、スカイツリーのペーパークラフト入りもんじ
ゃスナックをゲット。で、この「東京」の新しいシンボルの下、東京ソラマチ
に、「大阪」道頓堀のたこ焼き屋「くくる」があって、どうなのよこれと思っ
ていたのに、結構人が並んでいたわ。

タクシーの運転手さんには、水族館の入館料が2,000円なのに、年間パスポー
トが4,000円で、お友達がまんまと(笑)年間パスポートを買っちゃったとい
う話を聞いた。観光地(オフィスもある)とはいえ、リピーターを狙っている
のね。                         (hammer.mule)

< http://www.tokyo-skytree.jp/ >  東京スカイツリー
< http://asakusa-mari.com/ >  浅草雷ギャル☆まり 公式サイト
ガンバライドの主題歌やモンハンの曲も
< http://www.tokyo-solamachi.jp/ >  東京ソラマチ
< http://www.samantha.co.jp/special/2012/soramachi/120522_newopen.html >
ベアとスカイツリーのイラストに惹かれて買っちゃった
< http://www.shirohato.com/kukuru/doutonbori.html >  くくる
< http://www.sumida-aquarium.com/ >  すみだ水族館

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発行   デジタルクリエイターズ < http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/ >

編集長     柴田忠男 < mailto:shibata@dgcr.com >
デスク     濱村和恵 < mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 < mailto:kanda@knn.com >

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お届け時刻が遅くなることがあります。ご了承下さい。

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